計画相談支援員ってどんなもん?

計画相談支援員の研修に潜り込めないかなーと思っている。拙宅出入りの「計画相談支援員」たちの知識が乏しく、「いったいナニ教えてるんダロ?」と、興味をかき立てられているからだ。たかだか5日程度の研修なんですから、と、当人たちは言うが、全くのど素人が研修受けてるわけでもあるまいに。資格を取りたいわけでは全くないし、いす持参だから席も要らないので、すみっこにちょん、と置いといてもらえればいいんだけど。増産体制につき、定員1.5倍で開講しているそうだから立錐の余地もないのかもしれないが。
自分でもすっかり忘れていたけれど、私は計画相談支援従事者のいわば前身の「障害者ケアマネジメント従事者」の資格を持っていた。過去形なのは、活動から離れてしまったため更新研修受講資格を失ったからだが、初任者も上級研修も両方受けている。そのときも「わあ、なんてレベル低いんだ」と思った記憶があるが、それ以下なのかそれ以上なのか、気になっているわけだ。
受講時に、「実務に就きます」と一筆書かされるらしいので、セルフプラン推奨している私は正面から入るのは無理である。

典型的なサービス名には分類できなくても、理屈を組み合わせればちゃんとサービスカテゴリーに収められるのに、ワーカーや、ケアマネが、それを出来ない、知らないということが結構ある。そういう組み合わせ・理屈づけされた既存のサービス提供が「ある」ことを知っている知識と、それを当ケースに援用する発想力が要るのだが、どうも、ここに弱点がある従事者が多いらしい。忙しすぎてそんなことを考えている暇がないのだろう。ワーカー・ケアマネの本領は、カオスの現状を、制度的カテゴリーに合うように整理することにあるはずなのだけれどもね。
こういうケースは、現状に名前だけ付けて申請できれば、一発解決してしまう。計画書が自力作成できる力を持つことの意義はそこにある。

私は、今なら計画相談に移行してもあまり困らないと思う。なんとなれば自分で計画書類書いて、モニタリング書類も自分で書いて、事業所のはんこ押させて出せばいいだけだからね。相談料はモニタリング会議招集の手間賃だね。制度変わってひととおりやったから、もう大丈夫。事業所が、そんなんかっこ悪いからイヤだと言ったらセルフに戻せばいいだけの話だし。

「相談」なんてものは、うまくいかなかった場合にのみ上がってくるものだが、こう計画「相談」の「相談」を聞かされるようだとねえ。
積極的にやる気は全くないが、計画相談のためのケアプランの下書き、とか、セルフプランのための計画書作り、とか、友達に頼まれたらやることもあるかもな、とか、思ってしまう。

それがあるから、計画相談支援員、というのがどれくらいの話を聞いてくるもんだか知っておきたい。どの程度まで仕上げてあげとけば、ユーザーの必要が読み取れるか的な。