2年越し探してやっと買えたパジャマ。といっても、無地の男性用長袖Tシャツなんだけど。昼着には絶対ならない色のやつ。現行の一枚が薄切れしてて、ちょっと引っ掛けたら裂けそうだったのに、「おしゃれでない」メンズ長袖Tシャツが見つからなかったのだ。
洗濯物を畳むこと、引き出しにしまうことはできるが、ピンチから外すこと、畳んだものを引き出しまで持って行くことはできない。なので、洗濯物に関しては、ヘルパーに頼んでいる。「洗濯物をしまう」という、ADLチェックでは1行のタスクも、ちゃんと分解しないと、できるかどうかは決められない。
若いのとお針子さん出身のヘルパーしか洗濯物に触らなかったころはよかったが、年かさの人たちが入りはじめて、寝巻きとTシャツとアンダーシャツがぐちゃぐちゃになるようになってきた。
「ヒートテック」「サラファイン」なんて、日本人で着てない人いるのか？と思うのだが、言葉としてどうも通じていないっぽい。
で、裾に、寝巻き・夏下着・冬下着を示すイニシャルを入れたが、それでもだめである。
アンダーシャツの、キャミソール・長袖等も、なぜか入り乱れる。引き出しにはインデックスが付いていて、中は仕切り板、仕切りの中も更にインデックスで区切られているのだが。
よそのお宅でもこれは皆同じ悩みらしい。寝巻きに「パ」と大書していてもだめで、なんでだろ？どうしたもんかと思案していたら、知らないうちに、よそ行きに「パジャマ」と大書されていた、というエピソードを聞いてあきらめた。だめだこりゃ。
で、アンダーシャツを全部買い替えて色を揃えた。半袖・長袖等で色を変える。そして寝巻きも、明らかに昼着にはしない色に。つまり、引き出しを開けたときに、私が一目見てそれとわかるようにである。とにかく、朝の忙しいときに、下着やTシャツを出しても出しても次々パジャマ、という事態は避けたい。
なのに、ここ数年、ユニクロのメンズ長袖Tシャツ、おしゃれなボーダーばっかでさ。間違ってくれと言っているようなもんじゃんか。
自分でしまえれば、こんなストレスはないんだけどね。
Tシャツと紛らわしいのも道理で、実家では「いかにもパジャマ」だったのだが、引っ越して以降、ナニゴトかが起きたときに、人前に出られないカッコはヤバかろう、という配慮のもと、パジャマらしくない格好で寝ているわけだ。
寝過ごして、郵便屋さんのピンポンで飛び起きることもあるし。
とはいえ、実家時代のパジャマもあるわけで、どう見てもパジャマであるそれらは、ハンガーに掛けたシワシワのおまま、パリッとアイロンをかけたいっちょうらのワイシャツの中に紛れ込まされてしまう。いくら探しても見つからないわけだよ。
常識、ってもんが、いかに通用しないか、ってことを思い知らされるよ。ボタンがあるものは全部ブラウスで、アイロンなんかかけたことがないだと？
昔の女中さんなら、良いおうちにお嫁にいく、あるいは勤める、という原動力が、教える方にも教わる方にもあったのだろうが、ヘルパーじゃーな…。