エスカレーターと踏切と歩道橋と

相鉄の西谷駅に初めて降りた。行き先は徒歩3分の地区センター。
改札は2階にあって、線路を挟んで南口と北口があり、地区センターは南口だったが、エレベーターは北口だった。これは問答無用で北口から降りて、ぐるっと回ってどっかで線路を渡れということか。歩けないヤツに遠回りさせんなよな、とか何とか文句言いつつ、エレベーターを降りてそちらの方向へ向かった。行く手に跨線橋が見えた。あれを渡るのね。ふむふむ。その向こうに地図では隣接しているマルエツも見える。合ってる合ってる。

そこでイキナリのデッドエンド。道幅が狭くなったと思ったらそのまま跨線橋の階段につながっとった。その先に行く隙間なし。先に進むには階段登るしかない。
瞬殺系のゲームオーバーやん。分かれ道のない1本道でダンジョンズ & ドラゴンズはやめてくれ。

まだ3度目の相鉄線。踏切のある風景が珍しくて、わーい、と車窓に張り付いていた。だが、ってことは、仮に来た方向へ引き返して道を探したとしても、今度は「踏切」がぱっくりと口を開けて待ち構えている、ということよね。やっぱしゲームオーバーやん。

ここでゲームオーバーになってはお仕事にならないので、駅まで戻って聞いてみることにした。
すると、「南口ですね。はいはい。」と言って引っ込んでしまった。問答無用のエスカレーター逆転かい。で、南口に降りられたのだけれども。

帰路、地区センターの受付で、「北口のエレベーター利用するにはどこから行ったらいいんでしょう?」と尋ねたら、一同フリーズしてしまった。「ない」ということらしい。ってことは、北口在住の車倚子ユーザーが南口のマルエツに行く度に、相鉄の駅員さんがいちいちエスカレーター回すのか。すごい世界だ。
まあ行き止まったところには「相鉄線トンネル工事中」という巨大囲いが施してあったから、羽沢までの線路開通の暁には自由に行き来できるようになるのかもしれないが。

にしてもだ。障害者差別禁止法がらみで、車いすユーザーのそれなりの数の数の参加が見込まれている会合で、そういうインフォメーションがない、ってのは、ちょっとどうかと思ったぞ。土地に不案内な団体だったらしいが、だったらなおのこと、だと思うのだがなぁ。車いす全く関係ございません、の催しだったら、私もちゃんと調べるのだけれども、関係者だったから、つい油断したね。
まあ、そういう「起きうるヘンなコト」の予測は場数を踏まないとカンが働かないものではあるが。
私は天王町を過ぎたあたりでイヤな予感が胸をかすめたけれども。