久々の片手キッチン再開なのでした。それに合わせて、片マヒの人の具体的な暮らしも、ご本人ごと展示されていて。それに各方面のセラピストがくっついていて、会話が出来る、という、小さくて稚拙ながらもリハビリテーションセンター主催らしいコーナーがあったのでした。
リハビリテーションセンター主催である以上、単なる見本市じゃなくて、一定のパースペクティブを示していただきたいところです。見本市は所詮、「何かやってあげたーい!」という、善意(あるいは「それで儲かったらいいな」)の売り込みでありますので、実は障害を持つ本人をエンパワーメントするものではないと思ってます。すでにパワー充満した上で見に行くのが見本市かな。
多数のケースを持ち、その原因や解答探しについて一定の方法論を持つ「プロ」たちによって、整理されストーリー立てされた事例は、似たような症例を持つ我々にとってはもっとも扱いやすい「ネタ」です。そしてそのネタを自分に合うようにアレンジするための「プロ」の助言が得られるというのは、理想に近い。ヨッテクというのは、それが出来るイベントのはず、なのですが、なかなかそうなってくれないんだよね。
今回、片手キッチンで、「あっ、そうか!」という目からウロコの工夫かいくつか。自分じゃなくて、他の障害の人が体験&相談しているのを見て、わかることもいっぱいあるのでした。
バイトの学生とか、新人とかじゃなくて、ちゃんとベテランのセラピストに対応させないとアカンけどな。
午前中ヘルパーが入っていて、午後遅くの出になってしまったのが惜しかった。こんなだったら朝からちゃんと来るんだった。
次回もこの方向を発展させて欲しいけど…。けど。