災害時用トイレ・ヨコハマ・ヒューマン・テクノランドレポート2

災害時のはばかり提案2つ。

一つ目。常連の NPO法人やさしくなろうよ のトイレカー。

理学療法士会が出品した、排泄物をラップするシステム。

理学療法士がこんなの宣伝してる場合か?理学療法のプロとしてほかにやることあるだろう、と言いたいのは山々だが、それは置くとして。


大災害は言うまでもなくすごくやばいものだが、運良く生き延びられたとして、その後諸々困難が予想されるが、トイレは確かに大きな山の一つだろう。
トイレカーの方は、トイレ・シャワー室に、車いす昇降用のリフトを付けたもの。「普通のトイレカー」というものを知らないので、内部がどれほど画期的なのか私にはわからん。
手すりはあるが、立位による移乗ができる人でないと、難しそうだ。便器の両側が便器と同じレベルで埋まっている。いっそ手すりがなければ、横のスペースにいったん移乗して、横ズリで移乗もありかな、とは思ったが。立位がとれる人には手すりが不可欠で(でもこの位置はビミョーだ)、プッシュアップ移乗の人には手すりが多分邪魔。難しいところだね。
とはいえ、いろいろな身体障害者は関わっているようで、課題はちゃんと把握していて、でも技術的にどうするか、というところみたいだ。

発想として面白いなと思ったのは、むしろラップシステムの方。災害時には、むしろ我々、そもそもトイレカーまで、つまり避難所までアクセスできるか、という方が危うい。ということを考慮すると、どこまで自宅でライフラインを確保するか、の方が重要になってくるのではないか。
このシステム、「倚子」としてデザインされているけれども、サイズ間としてはむしろテーブルっぽい。そのあたりうまく平時との折り合いを付けた「家具」に仕上げられたら、個人宅利用として行けそうな気がする。
出展のPT曰く、「むっちゃ高額」だそうで。やっぱ儲かる入所施設向け営業品かなあ。

ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド(愛称:ヨッテク) レポNo.2