人間車載用リフト ヨコハマ・ヒューマン・テクノランドレポート1

入浴用リフトの 株式会社モリトー による「つるべー」自動車バージョン。ネーミングのセンスは置くとして。今まで日産車にしか架装できなかったのを 株式会社オフィス清水 の高い技術力でトヨタ車含め全部のメーカーに架装できるようになったんだそうな。

これはいい、タクシーとかに着けたら、移乗できるじゃん、車いすごと乗り込んでぶん回されるの疲れるのよ。介護タクシーは、座席取り外されて車いすしか積めないようになってるから座れないし、大概がバンだから、座席があったとしても車高高くて乗り降り大変だし、それから、それから…と褒めちぎってきたのだが。現場でも、「で、乗ってきたクソ重い車いすはどこにどう積むわけ?車いす用吊りリフトをもう一台架装する?」と、ちらっとは思ったんだけど。
おうち帰って冷静に考えたら、「吊り上げフック付きの座面シートをどうやって尻の下に入れるんだ?」 本来なら反射神経でツッコまなきゃいかんところだな。我ながら情けない。

で、公式サイトを確認したら、ドライバーらしい女性がシートを下げてドアを開けて待っているところへ、車いすを別の介助者に押してもらって家から出てきてクルマの前につけたところでカーット! 次のシーンでは、もう持っていたシートが尻の下に入ってフック引っかけるシーンに移っていた。チートしたな。デモは当然、シートをセット済みの車いすに座るところから始まるし。
こりゃあれだな。介護業者が車いすを持ってお迎えに行くレベルの人用だな。んで、外出先では、施設備え付けの車いすを借りる的な。タクシーは無理やで。
我々、いつも車いす使う人は、骨盤+手のひら2枚分のゆとりで車いすの座幅を決めている、と言われている。プッシュアップしたって、フック付きのシート座面に滑り込ませるのは難しいわなあ。座位保持クッションでガチガチに固めている人も多いし。ましてや電動だ。簡易でも乗ってる人の体重と同じくらいあるし。

SNSとかで、写真付けて拡散してくれるとうれしいです、と言われたから、拡散するけど、ツッコミ記事でもうれしいかしら。
なんかゴメンな感じになっちゃった。

ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド(愛称:ヨッテク) 2019 レポNo.1