HCR2018 その2

やっと今ごろになって、車いすの積み降ろし支援機器にマジで着手する気になったらしい自動車特装各社。

もはや、メーカーは、自繰用車両から手を引いているばかりか、特装のための取り付けオプションの余地すら撤廃しつつあって、自操のための改造環境は厳しくなっているというのに、皮肉なもんだ。

オフィス清水が輸入を手がけたカロリフトとkivi(私が使っているやつ)のインパクトが大きかったようだ。

1枚目は、フジコン開発のシートを倒して腹の上で車いすを通す、下肢全廃型障害の人が一般的にやる積み降ろしを補助するシステム。
もう30年早く出来ていたら、私も3ドア、だの、スライドドア、だのの制約受けずにクルマ選べたのに。
しかし、まだ参考出品のレベルで、商品化の目処は立たないらしい。なんでえ。

kiviのアイデアそのまんまなのがミクニのクレーン。関節の数まで同じだった。デフォルトで40kgまで対応。ピラーへの取り付け部品はkiviに比べるとかなり無骨。
こっちは来月に販売開始予定。予定価格はKIVIよりちょっと安いかも、と、思ったけど、そういえば自分が支払ったのは、工事価格込みだもんね。

メーカーは、ホンダのテックマチック、トヨタのウェルキャリーを除き、介護車両のみ。
そういや、ロードスターが出てなかったな。

トヨタのジャパンタクシー(ユニバーサルタクシー)は、出てませんでしたな。(大笑) 本気で車いす搭載機能から撤退する気かもしれん。
出展15台中、回転シートを除く10台が全て後ろスロープ、他社も、「車いすごと乗る」まは後ろスロープオンリーだよ。芸がないとも言えるけど。「あくまでも横スロープがいいのです。」と言うのなら、横スロープ車種をもっと作ればいいのに、とかイヤミ言っちゃう。