れっつ・トレーニング! ヨコハマ・ヒューマン・テクノランド レポート3

これはちょっと本気で検討を依頼したい。エー・アンドエーのスウィングベースだって。
要するに車いすのまま使えるトレーニングマシンなんだけど、せめてこの程度のもの、地域の公立スポーツセンターのジムに置いて欲しいよ。
「介護からリハビリへ」だっけ?に舵を切った年の国際福祉機器展の、リハビリマシンの狂乱ぶりはすさまじかったなあ。にもかかわらず、健常な高齢者向けに歩行できなくなるのを予防する」のトレーニングマシンばかりで、私の体幹を鍛えてくれそうなものにはとんとお目にかかれなかったね。歩けなくなるのがそんなに怖いかよ。

競技者レベルの「スポーツ」は、パラなんちゃらと言ってちやほやするけれど、一市民が体力付けたいです、という程度のトレーニングは、基本的に拒否する方向だもんなあ。「障害者専用体育館・ラポール」でさえ、アクティビティは「自立」が必須で、公的ヘルパーの使用も禁じられているし、「何かやりたかったらお母ちゃん連れて来といで。」状態だ。なんか「感動物語」をこじつけないと、運動させてもらえないんだよね。中年太りの腹をへこませたい、とか、肩こりひどいから適切な運動したい、じゃ、感動させられないもんなあ。予算と施策を引き出すのは無理か。身体障害者が不健康なの当たり前だもんね。問題にもならないか。

脳性マヒの二次障害としての頚椎症対策が言われてかれこれ三十年。適度のストレッチと筋トレ、という、ごく普通の対策が効果的、と言われながら、制度も施設もメソッドも一歩も進んでいなくて、「どうにもならなくなったら切れ」一択だもんね。切る技術は進歩したようだが。

我が市の区民体育館・市民体育館は車いすバスケの使用を断りません、なんて、鼻高々している程度じゃなあ…。
リハビリセンターも、急性期のリハビリと、交付金を使うためのリハビリ・機器類以外は興味の外らしいし。
ダメか。

ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド(愛称:ヨッテク) 2019レポ No.3 最終回