太田記念美術館その後

3企画展連続で行ってきた「太田記念美術館」。物好きの極地。そこまで無理矢理して行きたいかね?と我ながら思うんだけどね。どうしてここへ行くのが無理・無茶か、いきさつを知らない人は3年前の騒動を参照のこと。

一度受け入れを決めてしまうと、ハードルが下がるらしい。「なんだー、車いすって怖くないじゃん」的な。車いすユーザーがゴジラのごとき破壊神ではない、ってことがわかるんだろうね。
かつて言われたとおりに、来館前の電話連絡をしたら、逆に困られてしまったよ。で、なんで事前連絡を?と受け付けで聞いてみたら、しばし首をひねったあと、「狭くて、貸し出し用の車いすを置けず、遠くの書庫から持ってこないといけないからじゃないですか?」と、?付きの答えが返って来た。
2階どうしますか?との問いに、歩いて上がります(介助者は自前ね)、と答えると、車いすを2階に運ぶのに男性スタッフを出しますから声をかけてください、と、フツーに言われるようになりましたよ。変わるもんだね。

惜しむらくは、貸し出し用の車いすが、ハンドリムなしの「完全介助用車いす」だってこと。自操用だったら、ひとりで階段登って2階は貸し出し車いすで見ればひとりで行けるのにな。
…まあ、ひとりで階段登らせてくれるかは未確認だけど。誰か「電動+クラッチ」の障害の人、単独で行ってみてくれないかなあ。私の歩行能力じゃ、2階の展示室の全行程歩行は、さすがにもう厳しいや。

狭い敷地いっぱいいっぱいに建てられているから、外付けでもエレベーターは難しそうだしねえ。
移動支援の時間数削られちまって、こういう外出には少々足りなくなったし。やっぱひとりで行けるようにしてくれないかなあ。