また、簡易電動車いすを新調することに?

何年乗って微調整してもやはり安定しない簡易電動車いす・日進MS2 with JWX++。やっぱしそもそも座幅が広すぎるんでねーの?

「座幅の問題だけならXバー取り替えれば狭くできますよ。」と業者は言う。フレームはまだしっかりしているし電動ユニットも問題ない。何より、今のこれを作った時に、ありとあらゆるフレームを見て、どうせ自分の体格に合う電動ユニット対応フレームはない、ということは想像が付いた。現車いすでごまかすのなら諦めが付くが、慎重となると「もっと何とかならないか」という欲が出る。あのグタグタをまたやるのは嫌だ。だから修理申請でどうにかしたい。
そういうのを業者と2者間でやるのは不安だが、リハセンターのエンジニアが挟まる横浜のシステムは安心だ。確かにエンジニアの質には左右されるが、それは業者の担当者の質も同じだもんね。力の差がある利用者-業者の二項対立よりも、もう一項専門家か加わる三項対立の方が緊張感が生まれるし。

いつも何かしら抜けるので、今回は問題点をA4ペーパーにがっつり書き出して提出。
初回はワーカーによる聞き取りと、医師・エンジニアによる処方。
医師はともかく、毎回私に振り回されているエンジニア。「11月には作り替えられる時期が来ますよね? フツーの人ならともかく、この人フツーじゃない距離乗るんで、私としては、新機で作り替えて欲しいです…作り替えを強く勧めます。フレーム大丈夫だっておっしゃってますけど、あの調子で乗っているんでしょ? 電動ユニットの中身だって6年回っているんだし、ほら、クラッチだってもうこんなにユルユルじゃないですか。カラカラ音がする? じゃなおさらじゃないですか。」
いや、私そんなフツーじゃない乗り方してねーし。…と、思うけど。確かに砂利道とか石畳とか入るけど…。新品でそういうところに入ると、確かにその後変な音がし始める…けど。
今修理して、来年機械が不調になっても迷惑じゃ、としいうことで、また新調することになった。ああめんどくさい。

あれこれの工作が必要になる可能性があるので、業者はいつものところ。とはいえ、3回作って3回とも仕上がってみたら寸法が合わない、という曰く付きの業者なので、絶対に当該機種のぴったり機体に座らせてから採寸してくれ、という話にした。
フレームとしてはOXが相性がいいのだけれど、去年から扱わなくなっちゃったそうで。他の信頼できる業者もいるのだが、何しろヤマハのユニットは、しょっちゅう増し締めが必要なので、持ち込みができるところでないと…。「そりゃそういう乗り方をしたらそうでしょうよ。」してないって。
各社、ユニット取り付け機種を減らしてきているそうで、選択肢は減っている。
もう一つの問題は、私は座高の割に手が長いので、車軸に対して座面高を上げないと肘が余る、ということだ。大抵のモジュール型車いすは調整可能なのだが、電動ユニットを取り付けると調整ができなくなってしまう。
とゆーか、これ、みんな合わないみたいで、みんな結構無茶苦茶な姿勢でジョイスティック握っているけどね。いいのかあ?あんなだから長距離乗れないだけじゃないか?と、ヒトゴトながら心配するよ。
で、結局、対応フレームを見つけられられなかった現在機は、クッションで底上げしているのだが、色々詰めて重たくなって、車載時に扱いづらくなっているし、背張りの位置も大きくずれて、実は期待された姿勢保持の役割を果たしていない。

そういうゴジゴジ全部エンジニアに丸投げしてきた。