上肢1級障害でイヤリング。

コツを会得する瞬間、てえのはあるらしい。3週間前ほどから、イヤリングがほぼ問題なくはまるようになった。上肢障害持ち女子なら、雰囲気はわかるだろう。
色気付く年頃から30年くらいか。ことあるごとに試しては放り出していた。30分くらい格闘すればはまる、という状態だった。で、すぐに痛くなる。それがここにきて突然、実用に全く問題がなくなった。ここ数年、手の緊張が強くなっていて、字を書くのも箸を持つのもなんだかなー、ワシ、そろそろアカンかなー、ということが増えてきたこの時期に、なぜにイヤリングなんちゅう細かくて難しい手先の作業能力を獲得した? 50歳過ぎて今さら?

これはもしや、あのちっこいノンホールピアスでも?と、試してみた。さすがにこれは無理…だが、はまっているような気もする。店員さんに付けてもらったら、店員さんの手がピアスから離れた次の瞬間するっと落ちて、カバンをひっくり返し、立ち上がって服をはたき、車いすまでひっくり返して探す大騒ぎになった。これは手のせいじゃなくて耳の形状上不可能らしい。
はまった瞬間に外れるだけで、わさわさした店先でも付けられた手応えはあったから、どうやら付けられているらしい。

ちなみに本物のピアスは、注射ですら怖くて出来ないのと、「ガメラ対ギャオス」を観て以来、人がしているのを見るだけでも痛くて怖いので無理。

握った手が開かねーよ、困ったなー、とか、これまでなかった症状がいろいろ出て来てるのにね。
人体の不思議。