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ぼやっきいなよーのすけ 2003/04

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2003年 4月 29日 (火) 19時32分 のぼやき人情

 車椅子対応電車車両の車椅子コーナーは、大抵戸口付近に付いていて、車椅子マークのステッカーが、立つ人の胸よりもちょっと下の位置に貼ってあります。で、このステッカー、ほぼ例外なく、上の端っこが削れてるんですよね。どうも、みんな、手持ちぶさたに電車に乗っていると、つい剥がしてみたくなるが人情なんでしょうなあ。それで、一カ所削り取られると、むしり心がくすぐられるのか、みんなそこからむしってみたくなるらしい。
 車椅子ユーザーなら、上じゃなくて下をむしるんだろうね。残念ながら、戸口に近すぎて手が届かないか、後ろに背負ってしまうのでできないけど。
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2003年 4月 28日 (月) 22時49分 のぼやきタウンウォーキング

 歯を治療して以後、今ひとつ歯肉炎気味のよーのすけ。歯医者さんに再び行くことにしました。
 かぶせた金属の部分がうまく磨けなくてゴミが付いて、炎症を起こしてしまうらしい。こんなんで、よくまあ三十路過ぎまで虫歯無しでいられたもんだ。特にゴミがたまりやすいようには見えないが、仮歯を入れて以降痛むので、治りにくくなっちゃっているんでしょう。とりあえず、コミ取りをして、薬を塗って、これでもおかしかったら、金属を作り直しますとのこと。それって大がかりすぎ。
 たかが歯茎の炎症で、いきなり抗生物質が出るとは思わなかった。そんなに気軽に抗生物質出していいのかね。後で肉が喰えなくなるぞ、という冗談はさておき。
 歯医者の後、仕事場に行くことにしていたので、1人で出て来ていたよーのすけ。薬が出ちゃったからには仕方がないので、車を歯医者に置いたまま、2、3軒先の調剤薬局にテケテケ車椅子漕いで行きました。この地元の街を、車椅子で走行したのは初めてのことです。坂の街じゃないのが救いだけど、いわゆる2m程度の一方通行の商店街。車は途切れないし、違法駐車の影に入ってしまうと横断するのがちと不安だしで、予想通りあんまり歩きやすくなかったな。薬局は、店舗前に広々としたオープンスペースがあるけれど、車道からそこへの段差が5cmくらい。前輪をそこへ乗せるのは「へ」でもなかったけど、後輪を乗り上げるのは「へ」でしたね。通りがかった若奥さんに上げてもらっちゃった。いわゆる「地元」「地域密着型」の商店街は、車椅子ユーザーにはあまり密着してくれないです。
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2003年 4月 21日 (月) 19時20分 のぼやきトイレの座面高さ

 1,2週間ほど前、新聞の投稿欄に、ハンディキャップトイレの便座の高さについての投稿がありました。(話題にしようと思ってすっかり忘れていた)
 要約すれば。
 ハンディキャップトイレに設置されている便座には極端に高いものがある。伸び上がらなければ座ることが出来ない。こんなトイレでは、足が不自由な人は座るのが困難である。この高さは、電動車椅子に合わせて作ったものだと聞いている。しかし、最近の電動車椅子は低くなっているのだから、便座ももっと低くすべきだ。
 というもの。
 当サイトの訪問者の方々は、便座が高くないと立ち上がれなくなっちゃう、という人が結構いらっしゃいます。同時に、足が地に着かないと不安定で用が足せない、という人もいるし、ま、いろいろ。家主たるよーのすけはといえば、用足し最中は低い方が安定していいけど、立ち座りの時は高い方が楽だよな、というワガママ野郎。(誰です、アンタが足届くほど低い便座なんてなかろ、なんていう人は。)
 いや、ホント、世の中には自分の予想のつかないことがいっぱいありまして。というか、自分の行動(次にどう転ぶか、とか)をよそ様に予測していただくのって不可能に近いもんね。自分が歩けなくてこうだから、歩けない人は皆こうに違いない、なんて思っちゃいかん、ということこそ、「障害者」の看板提げて歩いていて、身をもって理解できることだ、と、よーのすけは肝に銘じています。
 というか、こういうご意見が出ると、おっちょこちょいな設計者が、発注・新開発する便座をぜーんぶ低くするんじゃないか、って気がして、ちと心配になったりして。
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2003年 4月 18日 (金) 23時11分 のぼやきウィルス警告、初めて見た。

 ほんの15分程度の気分転換のつもりでした。
 仕事場の、共用パソコン。以前から何のウィルス対策もしてないのが気になっていました。上の方に「何か買ってくれ」と何年も頼み続けていたんですけどね。
 この春入ってきた新人が、WEBメールのチェックをしたのはいいけれど、どうしてもブラウザが自動ログインするようになっちゃったんです、と、途方に暮れているのを見て決意しました。こりゃイカン、こんなのがたくさんいるんじゃえらいことが起きる、と。で、本当は個人ユース限定のはずだけど、アカデミックユースと言うことで勘弁してもらおうと、アンチウィルスソフトのフリー版を導入することに決めました。自分のパソコンで半年ほど使って、とくに問題なさそうでしたし。
 それて、気分転換にダウンロード、インストールしたんです。定義ファイルを最新化したところまではよかったのです。ところが。
再起動したところで、ブルーのバックに真っ赤なウィンドウ。「ウィルスがいます」なにぃ!!。not access/healいずれを選んでもそこで固まる。なんでえ? リブートも効かず、電源を落とすしかない、それを繰り返すこと数回。Windowsが完全に立ち上がる前に、警告されるんだもん、焦ったなんてもんじゃない。こりゃ、完全にリストアかしらん、と思いましたよ。さすがに、もう1人いるそこそこのパソコンユーザを呼んじゃいました。
 幸いにして、何回か付けたり消したりを繰り返すうちに、Windowsが立ち上がりました。最悪、警告が出たファイルをDosから消すことは出来ますが、レジストリなんかいじられていた日にゃ下手に削除したら本当にWindowsがアウトになりますから。消せばいいんじゃん?と気楽に言っとる相方はそこがわかってないんだなあ。駆除プログラムを走らせ、スキャンをかけると、出るわ出るわウィルスがわんさか。すでに感染したパソコンの場合、駆除しただけでは不十分だというのは予想がついたので、出て来たウィルスのリストをトレンドマイクロのホームページで調べ、完全駆除の仕方と感染経路を確認し、書き換えられたレジストリ情報を書き戻して、結局2時間。トロイの木馬にLoveLetterにバックドア。亜種いろいろ。KlezとBadtranceはときどき来てたけど、かの有名なトロイの木馬は初めて見たな。
 いずれも大して感染力が強くない奴だったので、まあ、ネット中に広げてなくてよかったけど。誰も気付いてなかったところがコワイ。
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2003年 4月 14日 (月) 23時3分 のぼやきバリアフリーって、意味わかってる?

 「美しいらせん階段を上がると、そこは光の溢れるリビング。南側のウッドデッキへの出入りは、完全バリアフリーになっています。」

 これ読んで「あり?」と思わなかったら、お客さん、顔洗って出直しておいで。
 これはあるリフォーム番組のナレーションなんです。よーのすけ的感覚で行くと、「らせん階段」のところで、もう「バリアフリー」のカテゴリーから外れます。もう自分向きじゃないや、と思ったところへ「バリアフリー」なんていう言葉が聞こえると、突っ込み入れたくなるのは言うまでもない。
 そういうのは、「リビングとウッドデッキの間は段差無しの完全フラット」と言えばいいわけで。いつから段差無し=バリアフリーって意味になったんだ。いや、それより、らせん階段が上がれる人にとって「バリア」って何だろう。1mくらい段差があったらバリアかな。
 歩道からなら車椅子でアクセス出来るけど、自動車で行くとどうしても車椅子で辿り着けない場所にある「車椅子マーク」付き建物とか、階段のあるハンディキャップ・トイレとかがどうして出来るのか、わかったような気がした夜でした。
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2003年 4月 12日 (土) 18時44分 のぼやきへーそー

 しばらく背丈の話が続いているので、もう一弾。
 この1、2年、短い上衣に腰の浅いパンツやスカートを組み合わせるファッションが流行ってます。あれ、同じ目の高さの人だけでたむろしてるうちは気付かないんだろうけど、車椅子ユーザーの目の高さって、ちょうど「へそ」の位置なんだよね。否応なく、目の前にへそが来ます。
 本屋なんかで立ち読み(座り読み?)してるとですね、目の前にぬっと見知らぬへそが現れるわけですよ。女性はもちろんおしゃれなつもりの若いオトコもローライズ履いてますから、いろんなへそが鑑賞できます。
 ま、日常的に見ているものじゃないですから(自分のへそだって風呂はいるときくらいしか見ないもん)、見ちゃうとどうしてもインパクト強いんですよね。その人がいいセンスだったかどうかの印象は、へそのインパクトにかき消されてしまいます。へそを出していなければ、たとえ目の前に来ていても気にとめないんですが、「あっ、腹が胸より出てる」とか、そんなことも気付いちゃう。一見ほっそりの若い娘でも下腹は結構出てるぞ、とか、へその手入れがよくないぞ、とか。だって、目の前なんだもん。
 へその高さから鑑賞しなければ、かっこよく見えるのかもしれないけどネ。全然違う視点から、全然意図せざる場所を見てる奴もいるってことを忘れないように。
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2003年 4月 10日 (木) 22時15分 のぼやき鉢合わせ

雲突くような大男が2人、男性トイレ(当たり前だ)から、出てくるのと入るのとが、ばったりと鉢合わせ。天井近くでぶつかる頭と頭。あんなトコでぶつかるもんがあるんだ、と、感心して見とれていたら、不審な顔をされてしまいました(当たり前だ)。

よーのすけ、人の胸より上にぶつかったことないもんネ。

車椅子ユーザーの鉢合わせは、せいぜい人様のお尻に頭ぶつけるのがいいところ。一番多いのは足と衝突か。鉢合わせというより、ただけつまずかれてるだけだけどね。
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2003年 4月 8日 (火) 21時38分 のぼやき新製品のお知らせ

 車椅子で歩いていると、背が低いので、自動車からも歩行者からも見落とされやすく、事故になりがち。
そんなあなたのお悩みにピッタリの新しい背シートアクセサリー。
車椅子を人の背丈にまで拡張します。
デザインは3種類用意してございます。

★トレリス
 暖かみのあるウッド素材。自然派志向のあなたにおすすめ。レッドシダーで出来ているので、雨に当たっても傷みません。各色ペチュニアを寄せ植えしたハンギング鉢はオプションです。アイビーなどを這わせると、目にさわやかで、夏涼しいです。

★大魔人
 にこやかなハニワ顔が、道行く人々の心を和ませ、親切心を引き出します。前方不注意にて突進してくる人及び物体に対しては、憤怒の形相となり、「オーン」と叫んで警告を発します。ひったくり等の犯罪に出会ったときは、安全装置を外して下さい。車椅子から切り離され、あなたを守ってくれます。

★パチスロ
 目に鮮やかな電飾と音楽があなたの存在をアピールします。定番の「軍艦マーチ」を始め、「我待確変」、お帰りモードの「CLOSING TIME」など135曲を収録。自作音源も使用できます。走行距離メーター付き。走行距離がゾロ目になると、山盛りのキャンデーが降ってきます。キリ番設定も可。


… 誰か止めなさいってば。
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2003年 4月 7日 (月) 21時16分 のぼやき歩道

 夕刊の3面記事を見ていたら、「電動車椅子にダンプが追突」というおとろしい記事が出てました。乗っていたのは、「老人」に属する部類の方で、残念ながら亡くなってしまいました。車道の歩道寄りを走っていたのを、ダンプの方が見落として追突していたらしいです。
 人ごとじゃないですねえ。車椅子というのは、「車」が付いてはいますが、電動車椅子といえども決して軽車両ではなく歩行者です。歩行者で、歩道があるのに、なしてわざわざ車道を歩く? そんなん轢かれて当たり前やんか、って? 車椅子でもって歩道歩いてみりゃわかる。とてもじゃないけど車椅子で歩道なんか歩けません。やっぱ、車椅子って乳母車よりは重いらしくて、歩道の上り下りには、押す方もよう付いていけないようです。広い歩道だったとしても、住宅の車庫から車を出すために、歩道を削るでしょう。あれに車輪を取られてしまうんだよねえ。
 押してもらっていても、押す方が嫌になって車道に降りてしまう、というのが実状ですな。1人で漕いでいたらば、横向きに転倒しそになるから、やっぱり車道走るしかなさそうだもんねえ。電動車椅子だったらなおさらだとも思います。背も低いから、いかにも見落としそうだし。ドライバーでもあるよーのすけとしては、こっちも怖いぜ。
 これ、前方不注意のドライバーも悪いけど、車椅子通行不能の歩道管理者の責任の方が重そうな気がするね。
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2003年 4月 5日 (土) 11時41分 のぼやき海が見える・全区画バリアフリー・静かな○○

これ、折り込み広告のキャッチコピーです。。○○に入るのは何でしょう?
チラシ眺めていた母が見つけて、ウケたウケた。

答えは、「お墓」。死じまってから全区画バリアフリーになってもなあ…おい。

もちろん、お参りする人のためのバリアフリーなんだけど。
出来たら、足がいらなくなる前に、バリアフリーにして欲しいもんだ。
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2003年 4月 3日 (木) 22時41分 のぼやき4月と言えば健康診断

どおゆうわけか、ウチのお客さん、身体測定とレントゲンの話題で盛り上がるので、今年もひとつ。

今年も受けてきました。集団健康診断。
今年から、システムが変わりまして、県だか国だかのマークを付けたレントゲン車+アルバイトスタッフによる診断ではなく、レントゲンもその他スタッフも、全部診断業者丸投げになりました。おかげさんで、早い早い。
こういうシーンでは、言葉によるコミニュケーションにそこそこ自信さえあれば、ヘタに友達の付き添いなんぞ付けない方が話が早い。なまじ付き添いが付いてしまうと、スタッフの気ィ使いがそちらに流れてしまういます。人の流れに乗る場合は、車椅子ユーザー単独行動の方が、スタッフのいいように・かつ車椅子ユーザーに有利に動かしてもらえるのでいいんですな。今年も、付き添ったげるよ、という友人の申し出をありがたく断り、人の流れを見ながら会場に潜り込んだよーのすけです。指定時間ではなく、適当に空いたところでこっそり入り込むのがコツ。
「何か変なモノが入り込んで来たぞ」ということで、今年は、この健康診断の陣頭指揮を執っていたらしい(皆に「課長」と呼ばれていた)スタッフの方がずっと付き添ってくれまして。今年はなんとアンタ、例年ならテキトーに書きましょね、となる、身長・体重まで量っちゃいましたよん。
 ダイエット中ゆえ、毎夜量りに乗ってはおりますが。(ふた月でちゃんと2kg落ちてます。えらいでしょ。あとふた月がんばって元の体型に戻さんと)

レントゲン車も、いつも来る県だか国だかの車の技師が、退職してきた?みたいなおじいさんなのに対し、みなさん若いので、ちょっとおんぶ、も気軽でよろしい。やっぱ、民活でしょうかねえ。
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車椅子で彷徨えば扉
Yonosuke Hazuki[mailto:ocean@mbc.nifty.com]