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ぼやっきいなよーのすけ 2002/10

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2002年 10月 3日 (木) 23時7分 のぼやきめまいでぐるぐる

 昨日の朝。
 珍しく機嫌良く目が覚め、えいしょ、と起きあがったところ、あり、何かヘン。 身体がぐるぐる回ってます。 あらら、イカン、低血圧じゃん、と再び横になり、30分ほどおとなしくしていたところ、尿意を我慢できなくなりました。
もう、目ェ完全に醒めただろう、と、起きあがりましたら、やっぱりぐるぐる回ってます。 だれか〜、と声を上げても、ちょうど家人は外していたようで、気配がない。
仕方なく、よろよろと立ち上がり、ものづたいにしがみつきながらトイレに転がり込みました。 出て来たところに家人が戻っており、家人にしがみついてよたよたと戻ります。
 ここしばらくアレルギーのあんばいが悪く、多分、三半規管の具合が変なんだろうとは思いましたが、何しろ初めてなので、とりあえず医者でしょう。 とはいえ、水曜日というのはうちの地域では医者は皆休業。 大体、「目が回る」なんて症状、どこに行けばいいんだ?
 ♪回る回るよ地球は回る〜♪、なんて、面白がってる場合じゃない、地域の医師会に電話を入れ、目が回るんですけど、何科にかかったらいいんでしょう? 本日どこも休診なんですが、車椅子で入れる医者どっかないですか、と、尋ねたところ、「こっちでは把握してません。 」「じゃ、どこで聞けばいいんですか。 」「さあ…。 」 埒があかん。
 しょうがないので、一番近くの総合病院に行きました。 自宅の玄関から車庫に降りる階段が降りられるかどうかがチョー不安でしたが、身体のコントロールは意外にまともだったので、大丈夫でした。 受付で「目が回るんですけど、どこへ行けば…」「さあ…内科か、耳鼻科か…。 まわりが回るようなら耳鼻科なんですけどねえ、どちらに行かれますか。 」よーのすけ、周りではなくて、自分が回ってるようでした。 意外に自己中心ではなかったらしい。 とりあえず耳鼻科に行き、何でもない、といわれて、めまい止めだけもらって服用したら、半日で快復しましたけど。
 いや、何でもなくてもぐらぐら揺れてるよーのすけ。 これで、目が回っちゃうと、ほんとどうにもなりませんわ。
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2002年 10月 4日 (金) 18時43分 のぼやきいらんちょっかい

 側にいる人が切り傷を洗っている。 まあ普通の人なら、絆創膏を出してきて封を切って渡す、というのが常識的な行動。
 しかし、よーのすけの場合、一瞬躊躇します。 というのは…。
  引き出しに行くまでに転けて騒ぎになる確率…1割。
  引き出しごとぶちまけて騒ぎになる確率…1割。
  絆創膏一枚取るつもりが切り離せずひっちゃぶいて騒ぎになる確率…1割
  封を切れなくて、自分でした方が早いわい!とじりじりさせる確率…1割
  包装を取った絆創膏を渡し損ねてくしゃくしゃにし騒ぎになる確率…1割
 完全勝率5割。 これはいかにも低すぎる。
しかも、失敗した場合の被害が、絆創膏を渡す、という行為に対して大きすぎるような気がする。 どのあたりでいらんことしいになるかの見極めがなかなか難しいんである。
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2002年 10月 8日 (火) 18時49分 のぼやき靴下

 いよいよ涼しくなってきました。 歩かない人にとっては、足の冷えが気になる季節です。
 靴下、なんてものは、普通の人にとっては何でもないものでして、議論の余地などないですわな。 ところが、よーのすけにとっては、冬の危険信号その一です。
 なーんでか。 それはねぇ。
 滑るんですよ。 健常なみなさんはもはやお忘れでしょうが、身長1mに満たなかった頃、誰しも靴下のまま走ってすってんころりん、やったでしょう。 最近では子供用靴下の底には滑り止めの吸盤が付いてます。
 よーのすけの場合、靴下はいていると、絨毯以外のところでは滑ります。 畳も目に沿ってどこまでも滑っていけます。 自宅は基本的には絨毯を敷き詰めてますが、なぜか自室が畳だし。 トイレはクッションフロアですがこれも滑るんだな。 どうやらよーのすけは、足の裏を剃らせて歩いているらしく、それで床がつかめなくて滑るらしいんです。 健常でかつ暇な方はフローリング上で試してみて下さい。 足の指を付けずに歩くと、まるで踏ん張り効かないはず。 (転んでも当方は責任を負いません)
 で、よーのすけは、少しでも暖かければすぐに裸足になります。
 滑り止め付きの靴下はけばいいじゃないかって? それがねえ。
よーのすけ、お相撲さんの「すり足」みたいに、足をねじりながら歩いているので、まるっきり床に吸着されても歩けないんですよ。 足自身に力がないので、付いた足を滑らそうとすると、靴下が脱げるんです。
 一番いいのは、革底の部屋履きをはくことなんです。 以前、母がつくってみたことがありますが、これは良かった。 とはいえ、これ、縫うのが大変でして。 それに所詮は素人の手作りなんで、苦労する割には、すぐに切れるんだわ。
市販の部屋履きは、どれも大きいし。 室内をちょこちょこ歩くという程度だと、ものすごくおおざっぱにつくるのね。 ま、「スリッパ」を見ればわかるけど。
 年寄りその他の事故は実は家庭事故がかなりの割合を占めていて、中でもその原因は「スリッパ」だというのに、そんなことでいいのかね。
 しばらく輸入品のなめし革の長靴を履いていたよーのすけですが、とうとう切れてしまったので、今年こそは部屋履きを探さないことにはね。 トイレに行くたび靴下脱ぐんじゃかなわんわ。
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2002年 10月 16日 (水) 22時23分 のぼやき「了解!」とは言ったものの

 障害者、特に言語障害者なんかやっていると、一度や二度は被害を受けた経験があるのが、この「わかったふり」。

 最近、我が仕事場の警備システムが変わりまして、警備員さんがぜーんぶ入れ替わりました。 どっちみち、派遣〜、の、委託〜、のではあるんですが、より警備会社依存を高めた形です。
 で、この新しい警備員氏諸君が、まだ敷地内の様子が分かっておりませんで。 よーのすけ、原則として車両通行禁止のところから車で出入りしますから、毎回警備員さんに車止めの鍵を開けてもらわないといけないんですが、これが、受付で声をかけ、車止め担当に連絡を入れてもらう、という二段構え。 「警備員氏諸君には、いちおう通達回してあるけれども、多分行き渡ってはいないから」(おいおい)という当局の支持を受け、今までは、「出まーす」の一言で済んだのを、いちいち、「帰るので、車止め開けるように連絡して下さい。 」「?」「裏門のですよ。 」「??」「その坂の下の!」「???」「車で出るんですよ!!」「????」「3号棟の守衛室が鍵持っているんです!!!」「?????」「そこに電話かけて開けてもらって下さい!!!!」「あ、あなたが身障の。 」あたしがそれ以外の何に見えるんだってんだ。
 こんなことを夜な夜な繰り返してるわけですが、夕べはね。
 「帰りますので、車止め開けて下さい。 」「はい、わかりました。 お気をつけて。 」と、起立して敬礼までしてくれた警備員さんですが、その表情には、わかってなさそうな様子がありあり。 だけど、敬礼までしてもらっちゃったからには、問いつめるわけにもいかず、やぁな予感を抱きつつ、車を発進させます。 で、案の定。 10分ほど待っても何の気配もないので、やっぱりな、と、別ルートで連絡を入れてもらいましたが。
 よーのすけも、長いこと言語障害者やってますので、相手の表情を見ながら、わかった/わからないを判断しつつしゃべってます。 その意味では、あからさまに「こいつの言ってることはわからん」という顔をしてくれた方がありがたい。 「わからない話は聞かん」という態度に出てくれれば、こちらも、首根っこ押さえてでも「聞きやがれ」という気分になってくる。 しかしねえ、どう見てもわかってないのに、「わかりました」ってにこやかに言われるとねぇ、手も足もでない。
 まあ、これは確かに、こちらが「障害者」で、「障害者の言うことはわからなくて当たり前。 」と思っているところがあって、それだけに、そういう目に遭う機会が「健常者」以上に多い、というところはたしかにあるけれど。 でもきっと、「健常者」どうしでも、きっとおなじようこなと、結構あるんでしょうね。 ただ、あからさまに「なんだコイツ」って顔をされないだけで。 あと、健常者の場合の方が、勘違いされたときの被害が、はるかに少ないやね。 医療現場とか、化学工場とか、特殊な場合を除けばね。
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2002年 10月 20日 (日) 22時10分 のぼやき22cmの靴

 やっと見つけました。 22cmの「ひも靴」
 探していた靴の条件は、「サイズ22cm 幅は広め 底が平ら(ヒールがない) ひもがちゃんと締まる リノリウム上で滑らない」 というこれだけ。 原則としてデザインは問わない(あきらめた)。 要するに「ちょうどいいサイズのスニーカーが欲しい」、という、恐ろしく低いハードルの買い物のはずなんですけどね。

 長い間履いていたスニーカーを捨てたのが去年の春。 その半年くらい前から、そろそろ、これはやばいんでは、と、靴屋を覗き初めてはいました。 そして、これはもうあまりにみすぼらしいから捨てちゃる、と言われ、仕方なく一回り大きいゴム底の安物スニーカーを購入。 自分の足にけつまずきつつ靴を探して苦節2年。
 去年捻挫の回復期に、足首ガード・スタイル抜群・暖かく快適、なアンクルブーツを手に入れています。 だからそれほど焦燥感はありません。 ただ唯一、ヒールの削り方が足りず、ちょっと不安感がありましたので(購入店に持ち込めばまた削ってくれるだろうけど)、今度はとことん歩き安さにこだわってやろう、と思いまして。
 車椅子ユーザーのくせに、何で歩く靴がいるんや、というそこのあなたの疑問はもっともですが、よーのすけは一応立てて、すこーしだけ歩けます。 で、歩く必要がある場所というのは、トイレとか、車椅子が入れないところとか、いずれにしろ、車椅子ユーザーとしては入ることができない足場の悪い場所。 そういう場所で安心な履き物、というのは、どうしても一足は必要です。 その靴の条件というのが、上述の「サイズのあったスニーカー」と言うわけ。
 要するに、いわゆる「スニーカー」ならいいわけなんですけどね。
 あと5mm、サイズが足りないばっかりに。 スニーカーなんて岐にあふれているのよ。 壁一面・お店一見丸ごとスニーカーとウォーキングシューズだったりするのよ。 「何でもございます」とお高くとまった有名百貨店にも行ったのよ。 だけど、「22cm」と言っただけで、店員さんの顔が引きつるんです。 有名ブランドで、生産しているのを確認して問い合わせても、「仕入れしておりません」の一言。 靴なんて、履いてみるまで合うかどうかわからないわけで、現物がないと購入は難しいもの。 いくつか履き比べもするでしょう。 「22cm以下の足」というのはさほど珍しくもなく、家人のみならず、何人か知り合いもいるんですが、何でこんなに少ないの?
 さんざん探し回った末、結局半ば地元の地道な靴屋で発見したわけですが。
ちゃんとした靴屋らしく、原則としてフルサイズ仕入れてるとか。 でも、「あ、ごめんなさい、こないだ足の小さい人が来て売れちゃいました」というのがやたら多い。 需要は結構多いっってことですよね。 22cmと24.5cmは生産数が少なくて、発注しても回ってこないんですと。 で、決算期に在庫整理すると、この2サイズの靴だけが大量に出て来るんですと。 要するに、ものがないから、みんな我慢して合わないもので代用してるってことですよね。
 22cm以下の足の持ち主って、その意味じゃほとんど障害者よ。 それが、障害者にならないのは、「大きい靴でも我慢して歩ける」「最悪裸足でも歩ける(江戸時代まではみな裸足だった。 アスファルト舗装した現代ではもう無理だけど)」からだ、ってだけです。 「合わない靴では絶対に歩けない」存在だと、障害者になっちゃいます。
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2002年 10月 22日 (火) 22時23分 のぼやきいい車椅子は、古くなってもいいもんだ

久しぶりに、古いチタンの車椅子で歩いています。 で、実感しました。
  「軽い」
車から降ろすとき、わかるんですね。 掴むところがないので、持ち上げにくいのは確かなんですが、やっぱり軽い。
ほんの200g程度しか違わないはずなんですが。 とはいっても、自分で測ったわけじゃなく、装具士さんの「主催者側発表」ですけどね。

どことなく違うんですよ。 メーカーが作ったチタンの方が、ゆがみが少ないというか、無駄な遊びがないというか。
代理店製作の現在の車椅子は、なんかこう…。 そう、こりゃやっぱ、5年で寿命かな、って感じがあります。 ブランドとノーブランドの違いかしらん。 それとも、車椅子の最先端理学療法士、T氏のお声掛かりで作ったのとは気合いの入れ方が違ったのかな。
ま、今の車椅子は、さしあたり、いろいろチューンナップを試してみて、次につなげる感じにしようかな。
次はぜひとも、「チタンのモジュール車椅子」を希望しちゃうぞ。
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2002年 10月 25日 (金) 18時36分 のぼやきトイレで遭遇するもの

 窓を開ければ港が見える。 扉を開ければ出会いがある。 だけど、開けた扉がトイレの扉だったらば、こいつは驚く。
 先日地元のショッピングセンターのハンディキャップトイレを使おうとして、扉を開けたら、4つの瞳と目が合いました。 慌てて扉を閉めたけど、鍵が開いているのに、なんで中に用足してる人がいる???
 トイレが混んでいて、かつハンディキャップトイレがふさがっている場合、中にいるのは健常者・女性、というのはかなりの確率です。 扉が開くと、中からおばさんが出て来て、ぎょっとした顔をして「すみませーん」と逃げ去っていきます。 ときには「すみませーん」「すみませーん」「すみませーん」「すみませーん」「すみませーん」…と次々小走りに逃げ去っていく。 ぞろぞろぞろぞろ…。 なかなか空かないはずだよ、いったい何人入ってたんだ。
 今回もそれかと思いましたが、まもなく出て来て、「すいません。 女性用トイレにもあるのでそっち使います。 」ベビーシート目当ての赤ちゃんを連れた母娘でした。 お尻出してなくてよかったけれど、いくら赤ちゃんのおむつだから気にしないって言ったって、使うんだったら、鍵くらい閉めてよ。 たまげるじゃないですか。 そんなことすると、おむつ替えついでに私もトイレしちゃお、とか、鍵かけてないの忘れてやっちゃうぞ。 そして…
 ガラッ
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2002年 10月 28日 (月) 18時17分 のぼやきひも結びに自信ありますか

 「22cmのひも靴」を探していてかなり気になったことが2つ。

 サイズがサイズですので、当然子供靴も視野に入れて探したわけですが、スーパーなんかの子供靴は、大抵20.5cmが上限。 婦人靴の下限が22.5cmです。 間の隙間が2cmというのは、ウエストならともかく「靴」ですからね。 開きすぎ。 最近の子どもって、朝起きると、一晩で2cm伸びるんだろか。
…と、これは兼ねてから気になっていたこと。

 も一つ気になったこと。 それは、「子ども靴にはひもがない」ということ。
 全部マジックテープかゴムなんですよ。 手が不自由なくせに何でひも靴欲しがるんだ、とツッコミ入れられると困るんですが、私としては、ひもの締まり具合が好き、とか、マジックテープのガサツなガリガリ音がヤ、とか、ま、理由はいろいろありまして。 小学校低学年で結べるようになって以来、面倒でも、ちゃんと自分で結んでいます。 5回に1回程度は失敗するとしても。 ともかくも、子どもの頃、靴ひも結びをしたおかげで、ノーコンな手でもちゃんと蝶結びだろうが固結びだろうが玉結びだろうがもやい結びだろうができまして、おべんと包むにも困らないわけです。
 でね。 今の世の中見てみると、ひも結びなんて、靴ひもでも結ばなければ、子どもはしないじゃないですか。 こないだ電車で何となく女学生のリボンを見ていたら、後ろゴムでびっくりしましたよ。 私の世代で、もう、お弁当もマジックテープ付きの袋に入れてる子がいたし。 私は風呂敷でしたけど。 で、高校の家庭科の時間、教師が抜き打ちで、「固結び」をさせたら、一発で結べる子が半分に満たなかったのよね。
 指先って、多分、未発達で動かない頃から動きをインプットしておかないと、あとあと伸びないのではないかしら。 なかなか結べない靴ひもを、じりじりしつつ見てるのは、しんどいことでしょうけどね。 だけど、「不器用」というのはそのあたりから生まれて来るんじゃないかしらん。 マヒのあるよーのすけからしたら、十分に機能があるのに、もったいないなあと思うのよ。
…自分が結ぶよりちゃんと結ぶだろう、と思って、健常者に頼んだものが、縦結びにされて返ってきた日には。
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2002年 10月 30日 (水) 23時6分 のぼやきだから何だって言うんだ

4日のぼやきに対する、おなじみ(?)妹くんのツッコミ。

・・・。・・・。・・・。・・・。・・・。・・・

ところで。 私の計算ですと、
はづきよーのすけ氏が、そばにいる人に絆創膏を
渡してあげられる確率は、59.049%です。

引出しまで転ばずにたどり着く確率…9割
引出しをぶちまけずに引っ張り出す確率…9割
絆創膏を一枚きれいに切り離す確率…9割
封を人がイライラしない程度に速やかに切る確率…9割
包装を取った絆創膏をつつがなく渡せる確率…9割

このすべての事象が同時に起こる確立は、
0.9×0.9×0.9×0.9×0.9=0.59049 となります。
よかったね。 とりあえず5割以上だよ。
ベイスターズの勝率よりはだいぶいいだろう。
(今期4割未満であることは確かだ)

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 なんだって。
 不随意運動諸氏にとって朗報になるか?
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扉
Yoonosuke Hazuki[MailTo_ocean@mbc.nifty.com]