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ぼやっきいなよーのすけ 2002/05
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初めて車椅子のまま電車に乗せて、外出させてくれた人が、いたずらっぽくこう言ったことがあります。
「車椅子の押し方を見るとね、看護婦(今は看護師というんだっけ)さんか、施設の職員か、介助者だか、すぐにわかるよ。
背筋を伸ばして、まっすぐ前見て押しているのは看護婦さん。
看護学校で教わったとおりに押している。
ゆっくり押すのが施設系。
施設の平らな床の上で押しているから、外は苦手だったりする。
姿勢がめちゃくちゃで、ぞんざいなのは、介助者系だよ。
両手に2台とか持って押してたり、看護婦さんが見たら卒倒しそうな押し方してる。
」
こんな話をしたのは、介護保険もまだなくて、当然ヘルパーなんて資格もなかった頃のこと。
ここで言う「介助者」というのは、百戦錬磨の障害者(プロの身体障害者といっていい)に、ごりごり仕込まれた「介助者」のこと。
教えてくれたのは、そのスジでは高名な人物のもとで介助のバイトをしていた人です。
ボランティア・グループを自力で組織して、24時間介助の自立生活を送る障害者なんて、並みの人物じゃないし、そういう人々のもとで働く介助者なんて何やらされてるか、わかったもんじゃないです。
実戦仕込み(実践なんてやわなもんじゃない)のオフロード的な押し方になる、というわけ。
そういえば、確かに、ヘルパー経験者とか、看護婦さんとかって、意外に車椅子の操作がヘタです。
「立つから掴まらせてちょ」というのも案外うまくない。
よーのすけ、幸いにして、職業上での看護婦さんとのつきあいはないのだけれど、プライベートでお付き合いさせてもらって、一緒に出掛けたりすると、コレがまあ。
とにかくコワイらしいんだわ。
こわごわ押してくれるので、傾いた道とか、満足に進まないし、すぐに躓く。
「立つから、手伝って」と言うのも、看護学校で、寝たきりの患者さんを起こす要領で手伝おうとするから、こちらはアテトーゼ運動が爆発してしまう。
掴まらせてくれたら自分で立つから、動くなよ、と言っても、なかなかねえ。
あんまり厳しく言って、転びかけたときに手が出ない、というのも困りものだし。
看護師系、ヘルパー系の人は、つい、車椅子関係者だとこちらが思ってしまうせいもあって、ちゃんと指示しないからいけないんだろうけど。
彼らは、車椅子操作を教わってはいるけれど、経験、実際にはほとんど経験ないみたいです。
その意味では、「初めての人」と同じというか、学校でいろいろ吹き込まれている分、まずいというか。
。
。
よーのすけに会うまで、車椅子なんか触ったこともなかった人たち、はじめはこわごわだけど、すぐ元気良く走り出すよ。
車椅子ユーザー本人が結構元気なせいもあるけど。
▲先頭記事
今回来てるウィルスは、巧妙ですよ。
ダウンロードしていないので、正確な身元は突き止めていないのですが。
ヘッダ情報だけ、ダウンロードして「標本」にしてます。
そこから察するに、たぶん、Klezだろうと踏んでます。
正確な身元判定には、全部ダウンロードして、アンチウィルスにかける必要があるんですが、そこまでするのもあほらしい。
夕べ来たメールときたら、なんと、
件名が、 Undeliverable mail--"here to visit our sponsor"
差出人が、 postmaster <postmaster@mbc.nifty.com>
ですよ。
配信されそこなったメールに偽装されているってわけ。
よーのすけのアドレスが、ocean@mbc.nifty.com ですからね。
宛先ドメインに「postmaster」が付いていて、いかにも自分のメールサーバだし、配信できなかったメールが、通常添付メールの形式で帰ってくるとすれば、これは、間違うよ。
これがKlezだったらとすればですが、ここまで、巧妙に出来ているのにもかかわらず、実はヘッダの文法が間違っていて、文法チェックの厳しいメーラーだと、なんとしても開けないらしい。
ここまで凝った形を持っているのにねえ…。
まるで、どっかの、…以下自粛。
▲先頭記事
「らくらくおでかけネット」なるサイトをリンクしてみました。
新聞に記事が載っかってましたんです。
この記事によると、どう読んでも国土交通省のサイト、という口振りでしたが、そういうわけではないらしいです。
てっきり国土交通省のサイト内部にあるもんだと思っていたから、探し出すの大変でした。
どういうわけか、新聞てば、肝心のURL載っけておらんのですもの。
国土交通省のトップページからも、リンクはされています。
実戦ではまだ使っていませんので、どの程度使えるかは、言えませんが、何しろ
「 powered by 駅すぱあと(ヴァル研究所) 」
ですからね。
情報量的には申し分ないんじゃないでしょうか。
ずっと、時刻表代わりの、かの「駅前探検倶楽部」を使って乗換など調べてましたが、あの「駅周辺情報」には、階段情報までは載ってませんからね。
もちろん、どんな状況だろうと、行きたいところには行くに決まってますが、事前の心の用意、及びお手洗い計画には、これらの情報は必要です。
へー、と思ったのは、こんな項目があったこと。
------------
【車いすでの利用情報 】事前連絡は不要です。
XX側(XXX寄り)のエレベーターをご利用になり、2階の中央口へお越しください。
------------
やっぱり「事前連絡」って、いることあるわけね。
これって、ホントに「事前の心づもり」だよね。
そういえば、30分前に来いとか、なんとか言われたこともあったような。
聞かなかったことにしてますけど。
好き勝手に歩き回れる日は遠い…かな。
▲先頭記事
ある車椅子関係企業からメールでアンケートが来ました。
メンバー登録してアンケートに答えると、ちょっとしたお小遣い稼ぎになるアンケートで、今回登録して初めてアンケートが来たんです。
で、そのアンケートメールっていうのが、おいおい、大丈夫かぁ、って感じなんです。
設問と選択肢の作り方、というのもさることながら、そのデータ形式。
なんと驚け、MS-Word文書の添付できたんです。
データのサイズから、思わず、ウィルスメールを疑ってしまいました。
しかも、同じタイトル・添付無しのメールが他に2通。
これだけ条件が揃って、疑わなかったら、ウィルスの餌食になっても文句は言えない。
読まずに削除されても文句は言えない。
Wordで来たのなら、それ相応の書式で来ているのだろう、と、思えば、これがまためちゃくちゃ。
タブだけで体裁を整えてあって、しかも改行無し。
行末までタブ入れて次行に送る奴が、今時いるかね。
5文字2行ブロックで選択肢を作ろうと思っている? らしい場所もあって、とにかくガタガタのボロボロのトビトビ。
これ、視覚系障害者にも送られているはずだけど、読めないんじゃなかろうか。
章立てを太字に・注意書きを赤字にしたかったらしいのだけど、それならちゃんとそういう風に作らなきゃ。
マシンが変わったら、どこで設問が切れるのやらもわからないし、設問の番号なんか、もうばらんばらんなんだもの。
…まあ、ここまでガタガタなのはフォーマットかけて後、まだMS-Word入れておらず、ワードパットで開いているせいもありますけどね。
ワードパットなら、MS-Wordの文章読み書きできるし、自分がMS-word使わないのなら十分ですもん。
ついでに、どれだけちゃんとWordの書式を理解して作った文章か、というのがわかる、というのは思わぬ副産物だったな。
パソコン使えます、というのが、実はタイピングが出来ます、というだけだったりするのは、よくありますけどね。
おいおい、ホワイトスペースでセンタリング作るなよ、とか。
プライベートなお遊びなら、それでも構いませんけれど、それで仕事しようというのなら、ましてや、顧客と仕事上のコミニュケーションをとろう、というのなら、やっぱりPC上の一定のルールは理解し守っていただきたいところです。
で、くだんのアンケート。
そのままの書式で答え、ワードパットからMS-Word形式で保存して、クレームとともに送り返します。
書式は、当然、こちらの形式で(ついでに、よりガタガタになる形で)上書きされますから…うっひっひ。
(もちっとショッキングな画面にならないかな。
)
▲先頭記事
先日また遠出をしたので、日記の設備リストとインデックスを作りつつ、ふと、アホらしくなりました。
日記の索引て、いわば、昆虫採集の標本みたいなもんで、気分は「戦利品」。
別に、標本作るために出掛けているわけではないから、リストがあまり増えないのは、構わないのですけどねえ。
それにしても、出先を全部リストアップ出来てしまうというこの状況が、なんだかね。
使ったエレベータにエスカレータ、トイレ、全部リストアップ出来ちゃうんだから。
そりゃ、あまりに近場で住所がばれそうなのは外してますけどね。
ここに挙げた範囲しか、自分は動いていないんだあ、と思ったら、なんだかねえ…。
▲先頭記事
よーのすけが仕事場にしてる大学、ただいま再開発の真っ最中。
時代が時代だけに、一応バリアフリー目指して鋭意努力中。
幸いにして?入学してしまってから事故で車椅子になってしまった学生さんがおり、今日び、追い出すわけにもいきませんから、あちこち階段昇降システムを設置中です。
この大学、市街地の急斜面にあるわ、戦後の物資のない時期に建てられたわで、かなりヤケクソな設計されてます。
で、ちっとやそっといじったくらいでは、バリアフリーにはなりません。
一応、機械科と建築科がある大学でもありますし、いろいろ開発しつつ、やってます。
で、先日、玄関先で事務方にとっつかまりまして、「階段昇降リフトが出来たから、乗ってみて。
」と連れていかれました。
以前にも、使い物にならないリフトの試乗をさせられたことがあり、なかば、またかいなあ、と思いつつ。
以前のは、一段ずつ上げてもらえば、1人介助でも上がれる階段にリフト付けてましたが、今回は、ほぼ1階分の階段です。
大教室があるところなので、需要は高そうです。
「やっぱり、1人では使えそうにないねえ、これ。
」とは担当者。
「出来なくはないですけどね。
」とは、車椅子ユーザーの2人。
「えぇと、向かいの敷地に行って、守衛さんに鍵を開けてもらって…。
」
おいっ、鍵開ける必要があるのなら、そもそも、「1人」っていう発想にならないはずじゃんか。
守衛さんが鍵を開けるわけだから、付いてくるでしょう。
彦六とんち話じゃあるまいし、「私の仕事は鍵を開けて閉めるだけ。
」っていうことにはなるまいに。
介助依存システムにするのなら、それはそこから考えていけばいいわけで。
これも現状ではやむを得ないでしょう。
それはそうと、こういうテストの度に、必ず言われるのが、「とにかく使って、意見を言って下さい。
」「これから、いろいろ作っていきますので、要望を出して下さい。
言ってくれないと、我々、わかりませんので。
」 この「言ってくれなきゃわからない」これが、実はくせ者、というか、いい加減にせえよ、ってところがあるんだなあ。
そういいながら、歩道橋架けたりするんだもんね。
今時、しかも、「バリアフリーについて」一文をものしてる教授が設計主任でさ、まさかエレベータ無しの歩道橋架けてくれるとは思わなかったぜ。
キャンパスの敷地をつなぐ新築の建物だったし、バリアフリー条例に引っかかるもんだとばかり思っていたので、放っておいたらば、どうもエレベータらしきものが見あたらなかったので、クレーム付けたんです。
それで泡喰って、一部計画は変更して、階段を急坂にしたらしいのだけれど。
ねえ、歩道橋は車椅子ユーザー渡れないとか、こういうのも、言わなきゃわかんないわけ?
こっちだって、何がわからないのか、言ってくれなきゃわからないわい!
▲先頭記事
障害のある身分だし、電気製品はそれをカバーするものだから、身辺がコードだらけになるのは、まあ、我慢しようと思う。
とはいえ、不思議かつ邪魔なのは、あのACアダプターの大きさです。
ほぼ同じ仕事をしているはずなのに、どうしてこうもサイズと重さに開きがあるんでしょ。
いまや機械の数だけACアダプターがあるもので、そこら中ごろごろしてます。
PC周りのものに、各種充電器。
それからオーディオ類。
全部ACアダプタ要求するんだもん。
いっぺんに使うわけではないし、コンセントの数足りないから、普段は外しておくのだけど。
それでも今、机上には、プリンタ、パソコン本体、MDと、3つのACアダプタが並んでます。
で、いずれもむやみに大きくて、一番小さなACアダプタの4倍ぐらいあるの。
MDのACアダプタなんて、大きい上に重くって、コンセントにさすと自分の重みで落ちるぐらいだもの。
こんなもの作っちゃいかんよなあ。
思わず、日本の技術センスを心配してしまう、よーのすけでした。
▲先頭記事
あるサイトから、「脳性マヒってどんなもん」を参照したいというオファーがありました。
このページを作ったとき、よーのすけも(医学的ドシロート頭で)理解できる資料が少なくて、難航したわけで、それだけに、意義あるページになるんでは?と期待したんですが、果たして、期待通りとなりました。
るん♪
というわけで、「ウソかもしれない」と断り書きをしたら、やっぱりウソだったあのコーナーを、書き直すべく、少々資料探しをしたところ、どうやら、
ウソついたのは、あそこだけではなかった
らしいことが判明。
わっはははは。
…あーあ。
というわけで、ウラがとれ次第、改訂しますです、はい。
▲先頭記事
Yoonosuke Hazuki[MailTo_ocean@mbc.nifty.com]