りすさんの車いす製作レポート

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試乗開始

投稿日:2003/11/20

ハンドリム剛性・フレーム剛性について教えてくださりどうもありがとうございます。初めは、車いすのフレームがきしむなんて想像出来なかったのですがちょっと使ってみたら本当にフレームが歪むし、入れた力はあちこちしゅーしゅー抜ける感覚もあって、書いて下さったことがようやくわかりました。

教えてもらって初めてわかることが次々でいつもいつもありがとうございます。一人で見繕っていたら弱気になったり、知らないで早合点したりで不満・疑問堆積状態になっていたと思います。アイシン精機って3年前から既に静かだったのですね。なぁんだー。単に見聞を広めるためにですが、本物を見に行こうかどうしようか考えています。試し乗りでしばらく借りる場合は、そういうことも試せるんですね。私はまぢめにあちこち衝突したり挟まったりしそうです。全然思いつかなかったけれど私には必須な確認事項でした。買う機種を決めたら、試してみまーす。

ヤマハ発動機JW-1B、JW-2

機種 :JW-1B、JW-2(いす部分もヤマハ販売のもので松永製作所製折り畳み式)
所要時間:1時間15分ほど
場所 :自宅周辺
メーカーヤマハ発動機株式会社の生産本部の人2名 (生産現場で働く渋いおじさまとかっこいいお兄さんでした)
内容 :カタログをもらう、仕様の簡単な説明、操作の簡単な説明、家の前10m弱を手動で、100mを電動で試し乗り、メジャーな坂道の上り下り600mを電動で試し乗り、写真撮影

両機種共通の感想

手動の操作
自治体貸与の車いすがあまりに重かったので、重いとは感じず、むしろ楽に軽く漕げることに感激してしまいました。INTEGRAL-MEを触ったときは室内だったので、単純に比較できないのが残念です。何回か試してみる必要がありそうです。
メンテナンス
メンテナンスフリーに作っているので故障の話は聞いたことはない、との話で、普段の手入れも常識の範囲内で、特に必要ないとのこと。メカものなので同じ機種でも当たり外れはあり、モーター音の大小など微妙な違いはどうしてもある。
重さ
23kg程度で、持ち上げるのは流石に重くて膝にも腰にも悪そうでしたが(で、今日は膝が痛い)、玄関の出し入れは前輪上げと転がしで何とか自力で出来そうでした。置き場所として考えていた玄関にも余裕で収まりました。

JW-1B

電動の操作
クラッチの切り替え、ジョイスティックの操作は私でも飲み込めるもので安心しました。旋回も案外すんなりくるりとします。旋回時の速さも微妙に変えられます。
電磁ブレーキ装着無しで試乗したのですが、かなり急な(8度?)坂道上りで手を離してもずるずる下がらず、綱引きで僅差で引っ張られる程度にしか下がりませんでした。これは身軽だったからなのかもしれません。図書館で重い本を借りてきて乗せていた場合はどうなのかは要確認でした。試し乗りしたコースは、急坂且つ300mほど道路工事真っ最中で凸凹路面だったのですが、楽々動くのには感激でした。さすがに急坂は速度が落ちますが、逆走しないで済み心底嬉しかったです。前輪が7インチの空気式だったからなのでしょうか、座面にクッションも無かったにもかかわらず、凸凹路面での乗り心地も全然良かったです。
モーター音
外出利用時は全然気になりませんでした。確かに室内だと気になる音量で、ヤマハのおじさまも「これは外出用に作られているので、室内は電動でなく手動に切り替えて使ってもらえますか?」と解説していました。ヤマハのおじさま曰く、音量から言えばスズキが一番小さく、アイシン精機のユニットは音が外に漏れないようにかぶせている、しかし、バッテリーの重さ・全体の重量バランス・航続距離の兼ね合いからするとヤマハのユニットが断然バランスよいとのことでした。

JW-2

電動の操作
すごく面白い感触でした。魔法使いに腕に魔法をかけてもらったみたいに、一漕ぎでぐいーっと伸びます。のろのろしたいときはちゃんとのろのろします。初心者でも路面をすいすい走らせられます。凸凹していようが、マンホールの蓋があろうが、数cmの段差があろうが、楽々でした。坂道の上りも平坦な所と変わらない力でぐんぐん進めます。8度の坂道上りは、やはりきつかったみたいです。←おじさまに代わりに乗ってもらいました。坂道下りはブレーキがかかるので転がり落ちることはありませんでした。高嶺の花のiGLIDEはこれのもっとパワフルなものを想像すればいいのかなとも思いました。乗り心地はJW-1Bと同じで良かったです。
モーター音
JW-1Bよりも小さいです。
後輪の脱着
車へ積み卸しするときには便利そうです。

今後の検討

自治体貸与の車いすはあまりに重すぎる。

元々、サイズなど何も聞かれなかったので適当なものを借りられるわけが無いと期待していなかったのですが、一漕ぎで動く距離はあまりに短く、漕いだ時に感じる重さがありすぎ、サイズも全般に私には大きすぎることが比べてみて歴然でした。後輪24インチは小柄な人には大きすぎですよねぇ。車いすのことを私以上に知らない母ですら、JWシリーズを私が嬉々として試し乗りしている様子を見て、自治体貸与の車いすは動かしにくいのではないかと問いただしてきたくらいです。自治体貸与の車いすをこれ以上漕ぐと身体を壊すかもしれないと懸念し、操作の練習には別途レンタルで探そう、と考え直しています。

投稿日:2003/11/20

コメント:車椅子のタイヤサイズもさることながら、車椅子が、自走するには「でかすぎ」と思ったら、それは多分椅子の幅のせいだと思います。
多分、40cmか42cmありますでしょ。既製品の場合、Sが38cmとなってます。私の車椅子製作記に出ていた代車がこのサイズ。私のは仕立て上がり寸法36cmのはずなんですが…ゴニョゴニョゴニョ。ちなみにワタクシ身長は150cmございません。
それでも、OXの方に言わせると、あと2cm、いや4cm小さくてもいいな、と、いうことでした。
ただし、冬、コートを着たりすることは、一応、考えておいた方がいいかもです。抜けなくなるかも。
社協とかも持ってると思いますけどね。小さいのない?って聞いたらあるかもしれません。こういうのは、言わないと、絶対に向こうからは出てきませんよ。車椅子にサイズがあるなんて、一般人は知らないんですから。

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