OX/MA−1日誌 4

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座シートの張り

 1月26日 一般的な仕様として安定感のために、座シートの張りを緩くしてあったのを家人が見つけ、「これじゃ、疲れるよ。」と言って、勝手にピンと張ってしまいました。ちなみにこのOX、畳んだときの幅がかなり太くコンパクトではないので、家人にはどうにも気に入らないらしい。フレームはあくまでも細く、シート時はあくまでも薄く、「チタン」というイメージのゆえに「軽い」と思いこんでいる、最初の車いすが家人にはお気に入りで、今回どうして車いすを変えたのか、しかも車には積みづらくなった車いすを選んだのかが、イマイチ理解できていないようで、家人、ことあるごとにいちゃもんを付けてきます。「脊損の人のためって、アンタにはどうなのよ。」そういわれましても、何もかもが今までとは違うんだから、わかりませんてば。

 自宅では車いすを広げられる場所がないし、しばらくそれで乗ることにしました。

決定はまだ?

 2月3日 「2月に入っても通知来ないようだったら、役所つついてください。」と業者さんに言われてましたから、ワーカーに電話を入れました。「書類、まだ降りてこないんですよ。決定も、診断書も帰ってきてなくて。ふた月くらいは仕方ないです。来たらすぐに通知しますから。」という予想通りのお答えです。やっぱり市町村決定できなかったのネ。業者さんは気が気じゃないでしょうが。

座り心地が今ひとつ

 2月7日 クッションが柔らかいのと、キャスターフォークの干渉回避のために、前を上げてしまったのとで、どうも腰が痛かったり、足の緊張がうまく逃げてくれなかったりしてます。身体が沈むため。ももの両側のクッションが、ももを圧迫して動きにくくなるのですが、これが、不随意運動と縁が切れないよーのすけにとってはちょいときつい。脊損なんかの人には、むしろからだが安定していい、ということになるのかもしれません。しかし、よーのすけの場合、不随意運動を適当に野放しにすることで、大きい緊張を逃がしているので、あまり安定してしまうとそれはそれで困るんですわ。前の3センチせんべいクッションを使ったりしてましたが、一度厚くて柔らかなクッションを経験してしまうと、お尻の痛いのが気になってきます。しかもこれだけ堅いと今度は腰が安定しない。今までそれに気づかなかったのは、車いすの中で身体が泳いでいたので、安定なんて論外だったんでしょうかね。座シートの張りをきつくしてしまったのも影響しているみたいです。

 座面傾斜・クッションなどいろいろいろいろ考えつつ、とりあえず、前のシートの張りをゆるめることにしました。後傾感がゆるんむかしら、と思いまして。やってみたところ、後傾感が多少緩和され、ももの圧迫感も和らいで、柔らかいクッションでもそれほどきつくなくなりました。

 とはいえ、やっぱりシートの後ろを上げてもらわないと厳しいかもしれません。リムとシートが少し近すぎる気もしてますし。でも、シート高を上げると、確かに視界は高くなるのですが、落ちたものを拾えなくなるのですよね。タイヤが2インチ大きくなって座高が上がるってそうこともあるんだ、としばらく使っていて、やっと気が付きました。シート調整するとクッションの調整のことも響いてくるし、いったいどういう順番で手を付けたらいいんだろ。ドクターのサインをもらうときまでに考えておきたいところです。

決定通知書

 2月9日 やっと決定通知書が届きました。いまさら、「やっぱぁ、見送ることにしましたの。」なーんて言われたらどうしようね、てなことを言いつつ開封。「県なので、自己負担分は肩代わりじゃないかと思いますが。」という業者さんのもくろみは外れ、自己負担分が付いておりました。業者さんと連絡を取らねば。


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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]