車椅子を新調する-1

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10年にわたって愛用してきた車椅子が壊れました。修理に出してます。代車を使う羽目になりましたが、懲りたので、もう一台作ることにしました。面倒だし、悔しいので記事にします。車椅子の製作・購入記録です。仕上がるまで、日記形式で書いていきます。


まず、修理から

車椅子のハンドルが折れた日  05/19(金)

10cmほどの段差を上げてもらおうとしたところ、背もたれを折り畳む部分がポッキリ。装具屋へ電話を入れ、翌日持っていくことに。

製造元へ出すことに。  05/20(土)

「チタンフレームなんて、私、初めて見ました」という装具士さん。製造元に送らざるをえず、3,4週間かかるとのこと。古いスチールの車椅子は、車に積めないため、装具屋さんの在庫から代車を貸してもらいました。新製品のカタログをもらってきました。十年経つと、車椅子、すごくカラフルになっていて、とても楽しい。長野パラリンピックのおかげですね。今後は「ビューティフルライフ」の影響も出るかなあ。

代車って大変だよお

代車を借りたものの、ちびのよーのすけには大きすぎ。「なんか、初めて自転車に乗るコドモみたいだ」と、笑いものになってます。筋肉痛は出てくるし、こんにゃろめ。

新車に向けて、のはずが…

聞き捨てならない話  05/26(金)

とにかく困ってしまったので、早く新しいの作りたいな、と思いつつ、装具屋さんに相談したところ、医師に相談してみて下さい、と言われました。自己負担の都合もあるので、修理と新調を一緒にしたほうがいいのでは、とのアドバイス。それで、かかりつけの整形の先生に行きました。勝手に装具屋さんと相談して作って下さいとの予想通りのお話です。しかし、そこで聞き捨てならない話を聞きました。「40歳になったら、障害者手帳では車椅子を作れず、介護保険になるので車椅子はリースになる。もう、身体は変わらないから、今作って、40歳になる前にもう一台作って後は修理にしたらいいと、装具屋が言った。」とのこと。おいっ。40すぎようがどうしようが、車椅子の使い方は変わらないんだぞ。なのに自分の車椅子ができなくなるとはどういうわけだぁ? それに体型は変わらなくても、車椅子は技術革新するんだぞ。調べる必要、ありますね。情報提供求めます。

具体的な話を詰めに行ったはずなんだけどなあ  05/29(月)

 車椅子の件、さっさと片づけないと落ち着かないので、装具屋さんにアポイントを取り、型決め・採寸に行きました。ところが車でさまようでも書いたとおり、よーのすけの車椅子は軽くなければいけません。しかし、カタログのアルミ超軽量車椅子は、型に制約があり、よーのすけの要求を満たすことができないことが判明。カタログのその他のセミオーダー品は、はるかに重いらしい。そうなると、これまで通り、オーダーメードになるが、アルミパイプの場合、今の車椅子よりも、メーカー側発表では数百g、体感的には1Kg重くなるといいます。あるいはまたチタンで作るのか? しかし、それではフレームカラーは変えられないし、何より、また修理で手こずりそうだし。さて困りました。どのみち、オーダーメードにするなら、今までの椅子が返ってきてから採寸した方がいい、ということになりました。
 話、進展したような、停滞したような、後退したような。なんて言ったって高い買い物だし、よーのすけは決めるのに迷う質だから、直接技師さんの話を聞けて、考える時間ができて良かったともいえますが。前回は選択の余地なんてなかったですけど、今回は、あるだけましかもしれません。さて、これからどうする?

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車椅子で彷徨えば扉
Yonosuke Hazuki[mailto:ocean@mbc.nifty.com]