車椅子を新調する-2

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さて、作るどぉ

帰ってきた愛車 そして、採寸  06/06(月)

 修理に出して3週間目にして、愛用の車椅子が帰ってきました。代車をお返しし、新しい車椅子のための採寸です。やはり、アルミで作ってもらうことにしました。細工がきくものを、一台おいておくことも必要だろう、と思ったので。現在使っている車椅子は比較的しっくりきているので、その寸法をメジャーで測りながら微調整していきます。実質的に、車椅子を実用で使いだしたのが、今の車椅子(2台目)だったこと、ここ十年の間で、よーのすけの活動範囲は大きく変わったことから、車椅子にも多少の変化が必要になります。今の車椅子を作ったときには、「車に乗せやすいこと」しか考えていませんでしたし、一日中車椅子に乗りっぱなしの事態は想定していなかったですから、まして、一人で電車を乗り継いで、歩き回るなんて、想像だにしなかった。と言うわけで、背もたれを少し低くするとともに折り畳みをなくし、より簡略に、より軽く、より自走重視で作ることに。そして、長時間の使用にも耐えるように、クッションを敷くことにしました。

 背もたれが高いと、介助者が押すのは楽なのですが、自分で漕ぐ場合には腕の回りが悪くなり、漕ぎにくくなります。上半身に力がある人の場合は、背もたれは限りなく低くなります。しかし、上半身が安定しない、よーのすけみたいな脳性マヒなどの場合、その兼ね合いが難しくなります。
 今まで使っていた車椅子は、母が「絶対自分が押すことになるのだ」と主張したため、彼女の背丈に合わせ、ハンドル部が背もたれよりかなり上に伸ばして付けられていました。そのため、上腕部の後ろがこすれる状態にありました。しかもそのため背もたれを折り畳む仕掛けが必要になってこれがかなりの重量を喰っていたようです。10年間使ってみて、母は、自分が押すことは思ったより多くない−−−むしろ、もっと背の高い他の人が押すことが多いのだが−−−ということを納得したようで、背もたれの高さをぎりぎりまで下げることにしました。
 これが、よーのすけの姿勢維持にどう影響するかは、実際に使ってみないとわからないところです。

車椅子完成  07/18(火)

 前日の夕方に「完成しました」という電話がありました。かかりつけの医師に確認してもらわなければならないので、今度は、工房ではなく、医院の方に引き取りに行きます。
 補装具屋さんのバンから出て来た車椅子。見た瞬間「う゛」と思ったよーのすけです。ち、ちょっと待ってくれい、な、なんと派手な...。カタログの印刷とは、かなり色が違うぞ...。
 オーダーメードとはいえ、本来ならここで、微調整をするのですが、装具屋さんがクッションを忘れてきてしまい、調整ができない。それは、後日、ということになったきり、実はまだしていない(^^;;。だいたい合っているから、ま、いいかと。ホントはいけないんですけどネ。
 問題はこの後。装具屋氏「補助の申請はしてありますよネ。」 よーのすけ「!?」 装具屋氏「先生の所見とかですよ。」 よーのすけ「え、そちらから書類をくださると...?」 むこうも忘れており、こちらも催促してなかった、というお粗末。「もう出来ちゃった」とは絶対言っちゃダメですよ、と念を押され、役場に書類を取りに行くことになります。
 むやみに派手な車椅子。人によって感想は様々だけれど、「いいな〜、うらやましいな〜、欲しいな〜。」と言われる時代になったのには感動しました。(言ったのは、普通のフツーの健常者よ。しかし、こう言われて、なんと答えればいいんだ?)
 イラスト公開してましたが、なんちゅーか、あまりにも個性的なので、顔写真を掲載する以上の効果がありそうです。それはちとやばいので、隠しました。ごめんなさい。

 でも、このページのどこかに隠してあります。どうしても見たい人は探してみてください。


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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[MailTo_ocean@mbc.nifty.com]
えをみたいひとはここですよー