これは、よーのすけも、家族に送ってもらう以外の策を持っていません。どうしても、という場合はタクシーを呼ぶことになるでしょうけれど。何しろ我が家のあたりは交通の便の悪い典型的な郊外型新興住宅地。通勤のおとーさんたちも、奥さんに送迎してもらっているくらいですからね。
駅の近くに、手頃な値段の駐車場があるとありがたいですけどね。
障害者手帳を持っている人は、種別を見てください。1種○級になっていれば(ま、恒常的に車椅子を使うようなら大抵1種のはずですが)、「障害者割引」が適用されます。私鉄、JR関係ありません。JRの場合、「障割」と刻印された切符は定期券サイズ。自動販売機では買えませんので、みどりの窓口で購入します。
【鉄道の割引(普通切符・「一種」の場合)】 片道101Km未満 片道101Km以上 単独 割引なし 5割引 介助者付き 2人で1人分 *定期・回数券は別体系
*2種は、100Km以上単独の場合のみ5割引
〈参考資料〉
神奈川県福祉部障害者福祉課 : 障害者児のための制度案内(平成12年度)
場合によっては、「障割」切符を出さずに、「小人」の切符で行け、と指示されることもあります。
問題は、100Km以内の距離で、かつ一人で乗るときに、障害者割引が有効かどうかです。
以前、窓口で、「一人で行くのですが、障割使えますか」と言ったときに、「小人」を自販機で買ってください、と言われまして。で、何度かそうしていたのですが、全くとがめられたことはありませんでした。しかし、何となく心配になって、ある時また、同じ窓口で、「一人で行くのですが、障割を出してください」と言ったところ、「一人なら、障割は、出せないよ」、と押し問答になって、遅刻したことがあるんです。駅員もムキになるんだもんなあ。確かに、制度上は、同行者がいなければ、半額にはならないのですが。最初のケースで、半額になっちゃったのが、腑に落ちないんですよね。車椅子ユーザーは、一人では外出しない、という思いこみがあったのかもしれない。
他方、私鉄の場合、通常料金で購入したら、窓口で「割引しますよ」と言われたこともあったし、その逆もあったので、今ひとつはっきりしません。ころころ制度・解釈が変わっているのか、窓口のことにより理解が違うのか。結構注意が必要です。
私鉄とJRを交互に乗り継いで合計100Km越えなんて場合どうなるのかとか、謎は尽きない。
切符を自販機で買うのは、確かに難しいですね。そもそもコイン投入口に手が届きませんもの。とはいえ、交通バリアフリー法によって、切符に関しては自販機のユニバーサル化が義務づけられ、車椅子ユーザーでも使える場所も見られるようになってきました。
よーのすけに関していえば、送ってきてもらった人に往復を買ってもらうことが多いです。どうしても一人で買わないといけない場合は、思い切り手を伸ばしてがんばるか、ぴったりの金額を、並んでいる人に渡して、買ってもらいます。
まあ、窓口で、「切符買ってください。手が届きません。」と言えば、何とかしてはくれますけどね。
その他、様々な自販機の類に手が届かないことが時にはありますから、出掛けるときには、めいっぱい小銭を用意して行きます。
改札そのものが階段の先にあるというところは、マジで困ります。そこまでえげつない駅は少数派であることを期待したいところです。地面と切符売り場が同じ平面にあれば、必ず窓口があります。そこで「乗ります」と声をかけると駅員さんが出て来ます。みどりの窓口で頼んでもいいでしょう。インターホンが設置してある場合もあるのですが、普通の人の歩く階段付近荷ではなく、隠して設置してある車椅子用通路の入り口にあって、常連さんしか使えないことが多いようです。階段にエスカル用の柱−白い直径10cm高さ1m程度−があれば、その付近にインターホンが設置されていることが多いです(絶対ではない)。どこにも見あたらないとなれば、ホームに行きそうな通行人を呼び止めて、「改札に声をかけてくれませんか。」と頼むことになります。
普通の自動改札は、車椅子では通れません。どのみち、ホームに行くのに階段があったり、到着駅に連絡入れてもらわなければいけませんから、ずらっと並んだ改札のどちらかの端にある窓口で切符にはさみを入れてもらいます。ちょっと困るのは、その駅だけ、自動販売機も自動改札も完全に車椅子ユーザーに対応していて、到着駅には設備がないケース。当駅は、自信があるから一人で使って欲しいらしく、「エレベータ使って下さい」だけしか言わなくて。到着先には階段があるのだということを納得させるのに、手間がかかったりします。当駅の両隣はもう階段駅だというのに、どうして手伝いがいることがわからないのか、よーのすけは不思議で仕方がありません。