まず最初のロケハンは、伊勢佐木町。一番手強い街です。関内駅から吉野町駅まで、横浜市営地下鉄で4駅にわたる長い長いプロムナードです。
かつては、賑やかでおしゃれで、元町だとちょっと敷居が高いかな、という人たちが買い物を楽しむ街だったのですが…。一時は、日ノ出町から降りてきた怪しげな店が広がったりして、危険な雰囲気もありましたが、最近、また活気を取り戻しつつあります。
横浜で唯一の名画座もあり、各国料理のレストランもそろっています。そぞろ歩きを済めにも快適なので、紹介したいところです。
賑やかだった20数年前は、例によって、車いすユーザーが、ご飯食べるところもなかったですが、それに比べたら今はびっくりするほどアクセシブル。街はフラットだし、それなりにアクセシビリティはあるのですが、2キロに及ぶ商店街の中で、使える手洗いが1カ所しか見つかってないのが、動線を組む上で大きなネックになるんですよねえ。ご飯食べにいくだけにしろ、そこは解決しないといけません。
で、端から端まで、カメラを手に歩いてみました。
ビルの1階に地蔵尊が入っていて、「ここは香港かい!」みたいなところがあったり、夕暮れ時に雰囲気があったりはするのだけれど、なんか「へそ」がない感じなんですよねえ。
「障害者用」を抜きにしても、伊勢佐木町はガイドブック作るには結構難題かも。