ぼやっきいなよーのすけでぼやいたたことから生まれた企画です。けいじばんで、いろいろな反応があり、こんなコレクションが生まれました。
ハンディキャップトイレの洗面台をご存じですか。
右図は、ごく一般的なハンディキャップトイレに設置されている洗面台です。斜めにはられた鏡とセットになっていて、大体どこでも、普通の洗面台よりも、奥行きの深いものが、普通の洗面台よりも高い位置に設置されています。
この洗面台で不思議なのは、
ということです
車椅子で入るため、膝が入るスペースが洗面台下になければならず、したがって、高さが高くなり、膝を入れる分だけ、奥行きも必要、ということらしいのですが、ちょっと待った。
要は蛇口に手が届けば、ことは足りるわけで、蛇口が手前に来ていれば、膝から付け根まですっぽり入る必要はないはず。膝を入れるのが先か、手が届くようにするのが先か。
冒頭写真の洗面台は、手前の方が低くなっており、台の縁か胸よりも下に来るようになっていますが、これはむしろ珍しく、ほとんどの場合、脇の下ぎりぎりの高さになります。
そうなると、手を挙げて手を洗う感じになるので、いかにも具合が悪い。水が肘へ伝って落ちてくるし、洗面ボウルが浅いので、推量によっては逆流して、胸元まで濡れてしまいます。
こんなに洗いにくい作りになっているのに、水栓ネジだけが、親切にも長いバーになっているのは解せないぞ、ということで生まれたのが、この蛇口コレクションです。
取っ手が蛇口より1.5倍長いタイプ |
取っ手が蛇口の2倍長いタイプ |
取っ手が通常のより心持ち長いタイプ |
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蛇口が水栓よりも手前にくる。 |
簡易手洗い。水洗レバーを押すと放してもしばらく水が出る。特に身障用というわけではない。 |
ごく普通の蛇口が付いているものもあります。 |
上段の3蛇口、いずれも蛇口は短くて。真ん中のは、手すりと壁の間にはめ込まれた小さなボウルです。
あと2つは、奥行きの深い洗面ボウルの向こうにちょこんと付いてます。
洗面ボウルが小さいので、膝を突っ込まずとも、手が洗える便利な手洗い。
洗面台の下は用具置き場。
ま、これは、排水パイプの向こうに収まってるから、いいけどさ。
これだけ洗面台下にスペースがあると、モノを収納したくもなる。
というわけで、よーのすけとしては、あの洗面台のメリットが、どうもよくわからんのですよ。
よーのすけとしては、普通のトイレの洗面台の方が使いやすいんですけどね。でも、最近、デパートなどの洗面台、見場をよくするために、洗面台下を化粧板で塞ぐようになってしまって、車椅子では全くアクセスできなくなってしましました。ユニバーサルデザインに逆行してるぞ。
なので、手を洗うだけでも、ハンディキャップ用洗面台を使わざるを得なくなってしまってるのですが、それがこれじゃあねえ。化粧板でふさがれていない、一般の洗面台ではいけない理由って、一体何なんでしょう。
このよーのすけの疑問に対して、文月さんに解答をいただきました(メール投稿01)
ハンディキャップトイレに設置された洗面台については、みなさん思いのほか不満が多いようで。洗面台に関するコメント、ご自由にお書き下さい。
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[Mail01]
蛇口の取手が短いのは解せないのですが、洗面台の下に膝(車椅子)が入らないと
どうしても、体を前に乗り出す形になります。
そうすると、腹筋に力が入らない者は体を支えきれないのです。
ましてや高さが低くなればなるほど・・・
一般の手洗いで、出来ないこともないのですが、洗面器にもたれきって洗う様になり
胸を濡らす事になります。
そのときに、痙性でもあれば転倒ものです。
ちなみに私は、簡易手洗い・通常の洗面の使用時は横付けで、体をひねるのですが
肋骨の一部がないため、苦痛を感じる事があります。
(文月:2002/7/4)