ろーすハムさんによる奥様のための車椅子製作レポート 4
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自己勝手流な車イス製作レポート

出しゃばり家主のコメント

 こんなダンナ、またはヨメはんがいたらいいなあ、と思われた車いすユーザーさんは多いのではないでしょうか。脊損のユーザーさんは、上半身が安定しているし、また、元バイク大好きで…みたいな方が多いせいか、ご自分で車いすチューニングなさる方も結構いらっしゃるのですが、そうでない方はなかなか…。かく言うよーのすけ自身も、決してメカ音痴ではないつもりなのですが、自分でねじ回し持って…となると、やってできなくはなさそうだけど(と言うか、こういうの大好きなんでやりたい気持ちは十分にあるんだけど)、身体能力的に、ちと無理がありそうです。多分力が足りない。(ってか、自分でチューニングして乗ったら、多分家人が家から出してくれないだろうなあ…。ヤメテクレ、と言って)

 車いすを作る、というのは、必ずしも楽しいことではありません。特に、「初めての車いす」は、多くの痛み(肉体的にも精神的にも)を通過した後のことであり、また現在進行形に伴うものです。そんな中で、今の状況と身体とを、ちょっとでも「悪くないな」と思えるようになることを、心から願っております。そうなれる条件の一つが「よい装具に巡り会えること」なのだと思います。

 それにしても、「病院の車いす」って、キョーレツに乗りにくいのですねえ。よーのすけ自身は、車いすで動けるような大病院ってかかったことがない(おまえはそれでも重度障害者か、って声が聞こえる)ので、乗ったことはないのですが。デパートやら美術館やらの、素人が導入した車いすならともかく、病院ですよ? 車いすを処方するところですよ? 大丈夫なんですかね。

 それだからこそ、「使いやすい車いす」が何であるかを実感できたのかもしれません。でも、多くの人は、なかなかそういう感動に巡り会えないまま、病院で処方されたままの車いすもらって終わりになっちゃうんですよねえ。病気で大変だと、なかなかそういうところまで積極的に気を回すことができませんし。


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