電動車いす・格闘の日々 2

玄関[I]くるまいすのつくりかた[R]> 電動車いす計画・修理と格闘の日々 [1]

 ここから先、怒濤の修理と格闘の日々が続きます。あまりにも紆余曲折を経た過程でしたので、とても記録にとどめる余裕はありませんでした。

 修理と格闘の日々[1]までは、電動車いす計画[4]として2009年1月までに出来ておりました。なにしろ、いろいろありすぎまして、事態の整理がうまくできず、リアルタイムで公表すると、いらぬ誤解を生じそうだ、というところがあり、ある程度落ち着いてから公表するつもりでいたのです。

 ところが、その後、延々と続く修理になります。とても「計画」では収まらなくなりました。実は、よーのすけ、電動車倚子が納品された翌日に独立して、ひとり暮らしを始める、という暴挙に出ています。申請から納車までの期間が、およそ10ヶ月という長きに渡ったせいで、独立スケジュールの方が先に進んでしまいました。初めての暮らしに、初めての電動車倚子、というのは、思いのほか過酷だったらしく、よーのすけは、体調を大きく崩してしまいます。

 また、交付元と納付先の自治体が違う、という、後からこれまたややこしい問題をはらむことにもなりました。

 電動車倚子も手動車倚子も、同じ車倚子だろう、と、考えて、設計をしたのが、そもそもの間違いです。その結果として払った代償は大きいものです。

 この電動車倚子は、今のところ、2回の大きな修理を加えています。1度目のは、根本的な構造を変える本当に大がかりなもの。2度目のは、修理としては小さいけれども、よーのすけの「座り方」の根本が明らかになった修理です。実に色々な試行錯誤を繰り返しています。よーのすけ自身、その試行錯誤を理解しているとはとうてい言えず、また、きちんとした記録も取っていません。これは、3年以上前の記憶と、家計簿やスケジュール帳などの断片的なメモから再現したものです。

とうとうドクターストップが(2009年7月から8月)

 転居して1年が経ちました。

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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]