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国際福祉機器展2001

 年に一度開催される国際福祉機器展。よーのすけが、以前に一度行ったのは、1994年のこと。台所の改装をするにあたり、参考のために、両親と行ったのでした。晴海の国際展示場でした。当時は、まだ「ユニバーサルデザイン」はおろか、バリアフリーという言葉も聞かれなかったころ。せいぜい3時間も見たら見るものなくなってました。それでも、カラフルな車椅子を初めて見て、「こんな派手なの、スポーツにしか使えないよ」とか思ったり、なんか、「大げさな仕掛けばかりだなあ」とか思ったものです。車椅子の使い手としての技量も知恵も情報もなかったよーのすけ、せっかくの展見ても、十分な情報を得られなかったんです。おぼろげな記憶によれば、これはいいわ、というものは、圧倒的に外国製だった。
 今年久しぶりに見た印象としては、日本の企業が増えたな、ってこと。新規参入の企業やベンチャー系?てな企業がいきなり増えていたし、積極的に生活するためのサポートグッズが、よいものも「?!」なものも含めて、多彩になってきたように思います。ま、新規参入の大手企業は、やはり施設志向かな。
 TV・雑誌等で取り上げられるのは、特にフツーのマスコミでは、オッと目を引く心持ちヤクザな(笑)製品が多いですので、東京近郊におられる方は、是非一度足を運んでみられることをおすすめします。平日で3日間の開催、というのがちょいとね。

見たいものリスト

よーのすけが、この展で、どうしても見たかった&探してきたかったモノのリスト。優先順

  1. ヤマハ発動機のアシスト機構付き車椅子
  2. 風呂の滑り止めマットないし床材
  3. 高さが自由に変えられて長時間の使用に耐えられる椅子
  4. モジュール式アクティブタイプの車椅子
  5. 自動車への車椅子の積み込みをもっと楽にしてくれるお道具
  6. 鉄パイプのため、冬はくっついちゃいそうになるほど冷たい我が家の車庫階段の手すりに巻き付けられるような何か
 多岐にわたって結構たくさんありますでしょ? 欲張りめ。
 行きがけの電車の中でリストアップしてみたものなんですけど。これだけの買い物一日でしてこいと言われたら、ちょっとむりだど。さてさてどこまで見られるか。

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前半戦

 前哨戦

 自宅からビッグサイトまで(工事中)は2時間ほど、新橋駅は車椅子だらけ。方向音痴のよーのすけですが、車椅子集団の後ろにくっついて行けばいいので助かった。皆お友達と連れ立ってきているようで、一人でうろうろしている人は少ない。
 ビッグサイトに着いたのが1時近かったかな。初めてみたビッグサイトはキンキラつんつんの大伽藍。なぜか「未来都市ブラジル」という言葉が頭の中を駆けめぐります。
長旅だったので、まずはトイレ。案内板を見ましたが、「エレベータ」「展示ホール」「電話」「おむつ交換所」は書いてあるのに、「トイレ」の記載がない。少々焦りつつとろとろ歩いてトイレ発見。すっ飛んでいくと、あ、やっぱり混んでる。車椅子ユーザーが二人も待ってる。と、中から偵察してきたらしい介助者が出て来て、「ここ空いてんのね」と、ひょいとハンディキャップトイレを開けた。空いてるんなら入っててよ、と思いつつ待つことにします。二人のうち一人はハンディキャップトイレへ、もう一人は一般的トイレに入っていきました。と、そこへ先ほど車椅子ユーザーと一緒にトイレに消えた人が出て来て、「洋式トイレ、使えるんでしたら空いてますよ」と教えてくれた。ありがたい反面、見透かされてちょっとくやしい(何が)。そういえば、あの車椅子ユーザーも脳性マヒっぽかったもんね。

 ほっとしたところで、受付を済ませ、展示会場の東ホールへ。長い長い連絡通路。ふと横を見ると、あーっ、歩く歩道。あれに乗りゃよかった。
 ビッグサイトは、玄関は2階、展示ホールは1階です。階下に降りるにはエレベータを使わなければいけません、しかし、長蛇の列。こういうとき、経験によって培われたカンが冴えます。案内図を見ると、建物の構造から、空いているエレベータが、ピン、と来るのです。それで、見当を付け、食事時だったので、レストラン前に並んでいる人々をかき分けていくと、はい、誰も並んでいないエレベータ発見。呼び出しボタンを押して待ちます。待ちます。待ちます…来ないよ。たった3階分しかないのに法外に遅いエレベータ。おまけに、操作を間違えたのか、1階に降りたエレベータを3階まで上げて、2階に降りてきた、と思ったら、上へ行きます、と言って下へ降りてまた上に上がる、なんて人がいたりして、よーのすけの後ろはあっという間に長蛇の列。しかも、大型車椅子だとぎりぎりの幅しかないような小さなエレベータ。これで、こんな大量の車椅子ユーザーでは、そりゃ混むわけだ。とはいえ、これだけの量の車椅子ユーザーでこの程度なら、数としては適正なのかもしれないけれど。
 降りてきたのは「福祉車両」の展示ホール。

 まず目に飛び込んできたのは、よーのすけの車を改造した、「ニッシン自動車」の大きなブース。ふと見ると、社長自らが出張ってきてます。
この社長、よーのすけが免許取得とそれに伴う車椅子製作のためにリハビリセンターに相談に行ったとき、居合わせて、これから免許取るんだ、と言ったら、じゃ、僕の車乗ってみる?と言って社長車の鍵をよこしたとんでもない人。たしか、白いカリーナだった。構内は、道交法の適用がないので、そりゃ無免許でも許されるんだけどさ。ハンドルなんて触ったことのない人が、それはやばいでしょう、と、辞退申し上げました。
「運転手自身が自分の車椅子を自動車に積み降ろしする道具」にも興味はあったけど、それは優先順位低かったので、後回し。

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 アシスト車椅子

 パワーなしなよーのすけが、1年ほど前から興味があったのが、この車椅子。電車で出掛けても、駅からちょっと離れていたり、坂があったりするだけで、タクシーを使わないといけないもんで、面倒で。さりとて完全に電動にしてしまうと、今度は車に全く積み込めないから駅に出られない。そんなわけで、何とか車に積めて、一般道を歩けるモノはないもんか、という要求に叶いそうだったのが、これだったんです。
 ヤマハのパスとか、ホンダのラクーンとか、坂道でペダル漕ぐのをサポートする電気装置が付いた自転車、CMでやってますよね。あれを車椅子に搭載したものです。自走式車椅子(自分で漕ぐ)に付けるものと、介助式車椅子(押してもらう)に付けるものとがあります。
 目当てのモノを見つけてつんつんつついていると、説明員の人が寄ってきます。試乗したいという前に、説明員氏、よーのすけの車椅子を見るなり、「あのー、この車椅子、空気抜けてますよ」という指摘。えっ、こないだ入れたばかりだぞ。入れてあげましょう、と空気入れのところへ。かちんかちんになるまで、空気を入れられます。こんなに入れていいの、と聞くと、なんでも、よーのすけの車椅子は「高圧タイヤ」なので、これが適正空気圧なんだそうな。よーのすけ、製作所から降りてきた時と同じ堅さになるように見当で入れていたのだけれど、そもそもそれって半ばパンク状態で使ってたってことか?。
 自分の車椅子に空気なぞ入れてもらってから、展示品を試乗させてもらいました。右のブレーキレバーの頭にアシスト機構のスイッチがあります。スイッチを入れるだけでは何も起こりません。リムを回すと、モーター音がして、軽々回るタイヤ。なんだか指一本でも回りそう。ついいつもの調子で回すと空回り気味。走り出しは、ちょうどラジコンカーみたいな感触です。展示コーナーに坂道がしつらえてあり、上ってみます。これはあまりスピードが出ません。車椅子に関しては、多少いらちなところがあるよーのすけ、つい力を入れて漕いだら、前輪が上がって空回りしました。ゆっくり漕いでください、と言われました。後ろには下がらないので、それだけでも楽ですね。勢いで上ろう、なんていういつもの癖を出さずに、アシストパワーに任せるのがコツみたい。下りも、ちょっと手を添えてやるだけで、ゆっくりと急坂を降りていけます。6分の1の力でよい、というのが売りらしいです。1度の充電で平坦な道なら15km行けるとか。これは重要な点だと思いますが、アシストを切っても、あまり重くなららないので、リノリウム張りの場所なんかなら、手動車椅子として違和感なく使えそう。あとは20kgという重さをどう評価するか、ですね。手持ちの車椅子に装着するものなので、もと車椅子が軽ければその分軽くなるわけです。そのまま折り畳むこともできます。しかし、健常な介助者にやらせるとしても、20kgの車椅子を一人でトランクに積めるか、というと、うーん、無理かなあ。バッテリーとかが取り外せれば行けるかもしれないけど。

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 チタン製モジュール車椅子2種

 去年、できれば、このタイプが欲しかったのだけれど、情報が足らなくて、触ることさえできなかったよーのすけ。ついこの種の車椅子があるとふらふらと惹かれてさわりに行ってしまいます。ばか派手な車椅子に乗って、展示品触っていると、「その車椅子、うちで作ったものですかぁ、あ、違う」と、声をかけてくれます。
 かなりショックだったのは、この手のモジュール車椅子、よーのすけの車椅子より軽い、ってこと。おまけに、「医療器具」に見えがちな、金属色もしていない。去年、モジュール車椅子にしたいな、と言ったら、オーダーメードより絶対重くなります、色もチタン色です、と言った、あの話は何だったんだ。
 まずは松永製作所。見た目、真っ黒でフレームも太く、なんだか「戦車みたい」。こんなの乗ったら誰かにタックルかけてみたくなりそう。でも、見かけによらず軽くて、9.5kgとか。「この手の車椅子としては、畳むと驚異的に薄くなる」のだそう。「あなたの車椅子より薄くなりますよ。」ほんとかいな。あと、この車椅子、フットレストがなかなかよい。モジュール車椅子は、おおむねフットレストがつながっていて中折れになってます。こうなっていると、足を使って立つよーのすけの場合、フットレストが邪魔になって、立てなくなってしまうのです。ところが、この車椅子、フットレストを前から押すと、フットレストが引っ込んでしまう。トイレの便器に椅子をぴったり付けるための工夫だそうですが、これは、立つ人にとっても使えそうです。
 次いでティグ。チタン車椅子専門メーカーです。黒を基調としつつ、赤や黄色でアクセントを入れた全部がチタンの車椅子。これもモジュール車椅子なのに9.5kg。

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 風呂の床材

 もっと車椅子を見ていたかったけれど、目下緊急の関心事、風呂場のマットないし床材を見なければいけません。お風呂&トイレグッズコーナーへ回ります。
 なんだか両極端な品揃え。リフト類、移動式浴槽セット、といった、業者向け、施設向けの大道具類と、椅子、タワシ(?)といったいわゆる「お風呂グッズ」。滑らない床材、入りやすい浴槽、ユニットパスといった、健常者と同居するためのお道具は、ほとんど見あたりません。かろうじて、「脱衣所と浴室の段差を解消する足つき床材セット」・「浴室を板張りに」という企画があった程度。風呂回りを見るのに、一番時間を食ったのになあ。

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水入り−軽く昼ご飯

 3時近くなったので、そろそろ何か食べないと、と思いましたが、上の食事コーナーに行くのも面倒。軽食コーナーでピザと飲み物を売っていたのでそれで済ますことにします。しかし、この休憩コーナーもまだ混み気味。皆仲間で来ているらしく、席の確保と食べ物の調達を手分けしているのだもの。ピザは箱入りで、何とか持てそうでしたが、飲み物は、ふたのないコップ。これ、車椅子ユーザーはどう運んでいるのだろう、と見回すも、回りはみな、お使いの健常者ばかり。これを持ってテーブル探すのは不可能だ、と判断し、飲み物はあきらめることにします。よーのすけ、出掛けるときは、必ず水筒かミニペットボトルを持参しますので、それでごまかすことにします。空き席を見つけてとことこ歩いていくと、横をさっとすり抜けてそのテーブル確保した奴がいる。相席にしてもらいましたが、こういうとき、単独行動は分が悪いやね。
 休憩後、もうひとわたり風呂を見て、別ホールの「生活用品」へと移動します。

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後半戦

 これまたくたびれもうけの椅子探し

 こちらは、うってかわってなにやら生活感あふれムード。ふわふわした生地のにおいが漂っています。
 まず、目に入ってきたのはのコーナー。「大足の傾向に逆らった小さな足(遺伝。家族みんなチビ足)。不随意運動のため靴がすぐに脱げる。まるきり歩かないわけではない。しかも歩くのは車椅子ではアプローチできない足場の悪いところ。」という、靴受難者のため、靴屋を見ると素通りできないよーのすけ。ふらふらと引き寄せられていきます。
 目下、足が少し悪い祖母もまた「脱げにくくて脱ぎやすい靴」という、超難関の基準を満たす靴を探していまして。この祖母がまた、よーのすけの小さい足に輪をかけて小さい。いまいましいことに、脱げにくいデザインに限って、小さいサイズがない。一回り大きいサイズでも「脱げない」からだというのですが、足が小さい人には、「二回り」大きくなって、転ぶんです。かわいそうな祖母のミニ足は、福祉デザインにも見放されたようです。
 椅子です椅子。国際福祉機器展前後、「ぼやき」と「掲示板」をまたに掛けて文句言い続けたように、よーのすけが欲しいのは、体格に合わせられる仕事用の椅子。しかし、あるのはみな、仕事が済んだ人々のための「休息の椅子」。現役向きではないのよね。パソコンのコーナーまでくまなく回ったけれど、やはり収穫なし。がっかり。
 ところで。このホールは、業者がアイデアを出しやすいのか、売りやすいものなのか、一杯チラシ撒きしてました。よーのすけ、こういうところでは、特製信玄袋を車椅子に背負わせて歩くのですが、なんだか、みんなそこにチラシを突っ込んで行くんです。移動ポスト状態。帰宅してから袋を開けたら、覚えのないチラシが一杯入ってました。

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 あと50分−もう一度車椅子を見よう

 ということで。
 オットーボックのような、外国製車椅子はどんなもんだろうな、と車椅子コーナーに戻ってきました、ところが、一部番地が飛んでおり、地図を頼りに探し回る羽目になりました。そして、オットーボックブースのいっこ手前でOX(オーエックス)エンジニアリング発見。
 OXエンジニアリング。チョー有名な上級者向きアクティブ車椅子メーカーです。乗りこなすのにも技術がいるので、車椅子初心者お断り、てなこと言っているとんでもないメーカーです。そんなわけで、上半身の怪しい脳性マヒなんざ、ハナから相手にならない車椅子だと思っていました。このブース、ひときわ多くのスタッフが出て来ていて、半数くらいが車椅子ユーザー。
 展示品をつついていると早速スタッフが寄ってきます。車椅子の派手さでそこそこの乗り手だと思われたらしい。「乗ってみますか」と言われたので、二つ返事で乗せてもらうことにします。よーのすけの車椅子は、どこへ行っても「ちいさいねえ」と言われるのですが、ここでは。「ちょっと、車椅子大きすぎますねえ。あと4cm狭いもので十分ですね。」大きいと言われたのは初めてです。しかも、標準よりかなりチビのよーのすけのサイズに合いそうだという車椅子が用意してあるのには驚いた!!。靴だって、服だっていつもサイズ切れなのに。
 乗ってびっくり。タイヤのキレが、全然違います。座布団なしで乗ったので、タイヤと肘の角度が悪かったのですが、それでも全然取り回しが違う。車椅子がアクティブである、というのはこういうことか、と、とっても納得しました。
 スタッフ曰く、「あと2cm狭くてもいいくらいですよ。もっとコンパクトに乗れるはずです。細かい調節もすぐに出来ますし。」ここで、よーのすけは思い出しました。そうだ、この車椅子のサイズ、真冬にオーバー着て座ることを前提にして、大きくした方がいい、って決めたんだった。そりゃ、身体に近い位置にハンドリムが来る方が、力が効率よく入るわけで。なるほどね。
 問題は、ここの車椅子は、少うし、現在の車椅子より重いということかな。12kg。
 ここで、制限時間いっぱい。オットーボックまではたどり着けなかったです。ちょっと心残り。

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国際福祉機器展で発見した変なモノ

 真横に動ける電動車椅子

 タイヤに芋虫状の小さなタイヤがびっしり付いていて、これを回すことで真横に移動する。カニさん歩きが出来る車椅子。ぶちぶちが密集したものがキライな人は、虫酸が走るかもしれない。よーのすけも思わず ぞっとした。
 車椅子よりも自動車に付けたい一品。車の長さ分だけあれば縦列駐車が出来る。

 車椅子を縦に数珠繋ぎにして運ぶ道具

 断じてゆるせん!!と思った一品。クロスしたステンレスのバーを車椅子に取り付けて、車椅子をつなぎ合わせ、一人で数台の車椅子ユーザーを運ぶ仕組みらしい。施設用らしいのだが、なんちゅう非人間的な。
 若い販売員が得意げに実演していたが、「キミがその車椅子に乗れ。ワタシが押したる。」と、喉元まで出かかった。
 あんなもん、普通の人に押してもらっても怖いだろうと思うけど、脳性マヒの人間に押されたら、さぞコワイだろうね。開発したことを心から後悔するに違いない。

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 保険福祉広報協会のホームページ 国際福祉機器展で予習していくべきでした。見ての通り、あまり効率よく回れたとは言えません。レポートもわかりにくいでしょう。
 それでも、実際に行ったことで、地域の貧弱な器具情報とは比べものにならない知識を得ることが出来ました(10年以上も乗っていた車椅子のタイヤの空気圧が違ってたなんて、思いもしなかったぞ)。
 本来、こういう情報が、実際に福祉器具を「給付」する、自治体で得られると良いのですがね。車椅子業者なんて、テレビで広告するわけでもなし、飛び込みで依頼するというのも躊躇されますよね。品質保証もよくわからないし。自動車なら、陸運局の審査受けているし、みんな乗っているから大丈夫だろう、というメーカーに対する安心感がありますが、車椅子はそれがないですからね。 給付の対象になるかどうかはともかく、全く選択肢を提示出来ない・しないという現状はお粗末すぎます。
 あと、ここへの入場者も、ほとんど見本市状態。いろんな補助具使って歩いてます。立ち乗り車椅子で走っている人なんかもいて、こちらを見るのも楽しいですよ。


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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]