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2016 年 9 月投稿文

< Sep 2016 >

4DX映画初体験 [バリアフリー・アクセシビリティ]

「シン・ゴジラ」観てきたで。4DXで。


4DXを「映画」と言っていいかどうか?ってのは、議論がありそうだけど、エンタテイメントとしては確かに楽しい。画面には集中しづらいけどね。いくつか「あり?」と思うシーンがあったから、もう一度2Dで落ち着いて観るかなあ。

通して画面に落ち着きのなさがあって、座席に落ち着きがないせいかと思っていたけれど、大きいカメラと、庵野さんのiPhone撮影が混在してるらしい。iPhoneでメジャー映画!

こういう細かいところが、4Dだと見切れない、って部分はあるね。


先に4Dの話をしておこう。

今回観たのはワールドポーターズのイオンシネマみなとみらい。

当館で、バリアフリー映画上映企画している奴が言うのも何なのだが、やっぱ、世紀の変わり目に出来たこの映画館、車いすアクセスはちと難しい。ワールドポーターズ店舗の方は徹底できたけど、ワーナーマイカルの劇場内部までは介入できなかったようで…。

もちろん、当時の劇場としてはダントツにアクセスしやすかったが、2016年となった今では…なのだ。

マイカルのころはまだ人手がたくさんあって、わっと世話焼きに寄って来てたけど、イオンになってからはそれもなかなかな感じである。

初めての4Dということもあり、今回は、(またも)everywhere OKのヘルパー同行だ。ヘルパー付き4000円になっちまうから、これもハードル高めだね。

当たり前(なのか?)だけど、車いす席はなし。身長制限には引っかからなかったが、

あたりがビミョー。やっぱ、入るところで現場の責任者に尋問されました。

席は、上から2番目のど真ん中、という、一番見やすいけど歩行困難者にはハードルが高いところをゲット。

「すんごく振り回されるから疲れる」と聞いていたから、覚悟していたけれどもそれほどでもなく。(空中戦メインのスター・ウォーズはこんなもんじゃなかったらしいが)最初のドンはさすがにびっくり反応で足上がっちゃったけど。

むしろ同じユニットの端っこのおじさんが大柄で落ち着かない人で、ばたばたする度に、画面と関係なく倚子がドスドス揺れるのがちょっとね。

注意事項は大仰だが、電動車いす、または、介助者に推してもらってベルトなしで車いすに座っていられる人ならば全くもって対丈夫。ヘルパーが車いす振り回す方がよっぽど容赦ない。

ついでにローカルなことを言えば、京急電車に乗れてれば大丈夫。あれほどはぶん回されない。


やっぱうちの(?!)劇場、どっちかの壁に、手すり1本欲しいなあ。段々は緩いし、倚子も跳ね上がらないから、手すり1本あるとひとりで行けるなあ。


映画としては面白かった。多分、ファースト・ゴジラのコンセプトに近いんじゃないかな。

"His name is GOZZILA"と言って通じてしまう世界観が続いていて、特にゴジラ好きではない視聴者にとっては「なんだかなあ」だったけど、今作はその辺りが現実的だったね。

えせ法学者としては「害獣駆除に自衛隊を使う法的構成云々」とか、受けましたね。確かにゴジラは、あんなにデカくなけりゃ農林水産省の管轄だわな。

怪獣好きとしては、ただ散歩しに海から上がってきただけなのに、退治されちゃうゴジラが哀れだったわ。

2016-09-07 (Wed) by よーのすけ

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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]