2012 年 11 月投稿文
来週、高校で講義をするので、何かネタになるものないかな、普通に高校生してた証拠になるノートでも、と探していたら、すごいものが出てきました。こいつは…並みの学生じゃない。
びっしり書かれたノートが2冊。大学院受験の勉強の跡らしい。
障害者に馴染みのない人にはわからないでしょうが、重度脳性マヒってものを多少とも知っている人なら、「あり得ない!」と叫ぶはず。
私自身が「なんじゃこりゃ!」と叫んでしまったよ。全く記憶がないんだ、これが。ここまで書けるようになるっていうのは、半端ない努力というか執念というか、鬼気迫るものを感じるね。けど、ここまでできるようになるんだよ。
ワープロもノートテークアシスタントもなかった時代、「普通に」みんなについて行こうとした執念の産物というか、研鑽により可能性を突き詰めた結果どいうか。支援もハンデもなしでよーいドンだったんですもん。今考えるとエラかったと思います。けど、だからできたという部分もあるんだよね。みんなにやれとは言えないが、私にはそういう環境が合っていたんでしょうな。ほいほい支援するのも考えものかも。けど、あまりアホな努力させられるのもむなしいしね。
ま、これだけ書き倒して、第一志望落っこちているんで、たいした勉強はできていなかったんだろうねえ。
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