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2012 年 9 月投稿文

< Sep 2012 >

HCR2012 [車いすや福祉機器]

「とりあえず全部一周する」というのが、今年の目標。ここ数年、クルマと車倚子コーナーで引っかかってしまって、他のコーナーをほとんど見ていないもので。障害者業界からは足を洗っているので、今さらあれこれ見てもしょうがないとも言えるんですが、それは習い性というか、何というか。単なるテクノロジー・手仕事好きで、それがたまたま障害と結びついただけかもしれません。

車倚子は、とにかく後回しにしないと、近ごろやたらに挨拶しないといけない人たちが増えてるので、他を回れなくなってしまいます。1ホールの寝具から乱したところで、あれっ、アイシン精機。そういえば、ベッド部門と簡易電動車倚子部門が統合したんだった、ということで、早速担当者とご対面。この先どれだけ知り合いに会うことやら。

やはり、ここ近年の傾向として、自立支援系より介護系が増えてますね。日常生活用品もここ十年とかほとんど変わり映えしないし。倚子、テーブルなどの家具類委も、施設向けばかり。以前は、もう少し、自宅で自力でなんとかしよう系のものがあったような気がするんですが。あと今年は「「洗濯機と消毒剤がやたら多い。なんか起きたな。」というのが一緒に行った人の感想。

コミュニケーション支援のものが見たかったのですが、これが思いの外少なかったです。視線でパソコンを制御するシステムとパナソニックのレッツチャットは触らせてもらえましたけど。レッツチャットは、生産中止の噂も流れていたので、大きく出店されていてよかったです。パソコンと違いスイッチいっこで起動でき、ハングもしない手軽さと、スイッチ仕様に対応していれば様々なスイッチか取り付けられる柔軟さもあります。介助者がパソコンに精通している確率がきわめて低い、という現実を考えれば、使いやすい機器だとも言えます。スイッチの展示が見当たらなかったのか、気になりました。

コミュニケーション支援といえは、ナムコのトーキングエイドですが、ナムコのブースがありません。そんなに景気が悪いのか?と思っていたところ、「知らないと損するハイテク機器」と意宇別室にありました。なんとこのトーキングエイド、IPadの組み込みソフトに化けてました! 従来品とほぼ同サイズだそうで、従来品と同じボタン操作性を確保するためのカバーも開発されてます。このカバー、もしかしたらスマホ・タブレット操作一般に応用できるかもです。iPad化したことで、単なる言語障害者の支援だけでなく、発達系の様々な障害の支援ツールともなりうるような、「全く別のもの」になっていました。

自分に役に立ちそうなツールは見つかりませんでしたが、コミュニケーション支援ツールを触りながら、もし重度化して、身体か効かなくなったとしても、こんなツールを使いこなそうと思うような、生への執着というか、執念を持ち続けたい、そう思ったHCRでした。

車倚子? それはもう、このところ強者のデモと、横浜のヒューマンテクノランド、こっぱ舎主催のセミナーで、めぼしいものは、乗り回してケチつけて歩いてますので、さすがに目新しさはないですね。あ、でもリヤカー型のは言葉を失いましたね。何に使うんだろう。(翌日、リハビリテーションセンターのエンジニアと話をしたら、彼らにとっても衝撃的だったらしい。

2012-09-28 (Fri) by よーのすけ

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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]