ぼやっきいなよーのすけ

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2011 年 10 月投稿文

< Oct 2011 >

HCR2011 [車いすや福祉機器]

初日雨の中、行ってきましたよ、HCR。
初日で雨だったので、顧客的すいていたともいえます。2日目以降はどうだったやら。

ここ数年来、クルマと車いすのセットをどうするか、がテーマでしたが、今年は本気です。いよいよ、今乗っているクルマのパワーウィンドウが閉まらなくなることがまれに起こるようになり、さすがにポンコツ車好きのよーのすけも、切羽詰まってきました。セーイタクを言っている場合ではない。

というわけで、松永、日進、オーエックス、それに、去年の車いすテクニックセミナーでお知り合いになった、パンテーラ、GENTO、こっぱ舎…などを回ってきました。やたら知り合いが増えてきて、話し込んでしまうので、回るのに時間のかかることこの上ない。

全体として、リジッドフレーム車が急に増えたなという印象を持ちました。日本の狭小環境では、車いすは畳んで当たり前、家の中では玄関のスミ、が常識、みたいなもので、リジッドフレーム車は、それが主流の海外製品しかなかったのに、国産車がかなり進出してきてました。折りたためない分、軽量で丈夫になりますからね。駆動効率も良くなるし。けれども、車載がなあ…。タクシーがなあ…みたいな。

車載がね、と、ぼやきながら回る中で「評判がいいよ」と薦められたのが、日進のAS。確かに、駆動効率はいいし、硬性感も高い。安定性もいいです。これいいな、と、思ったけれど、あれ?これはフルオーダー車じゃないですか。硬性感が高いの当たり前ですね。しかも、重くてよーのすけでは車載は厳しそうです。さすがは体育会系脊損のお奨めです。それなりに車いす乗りこなしているよーのすけですが、ベストポジションが決まっているとはまだ言えず、もう少しあちこち動かしたいところです。だいたい、フルオーダーで合ったものが来た記憶があまりないし。その意味ではモジュールがいいのだけれども、そうなると硬性感が減るし、その割りに重くなるし、うーん。

オーダーと言えば、スぺリオールというスウェーデンのフルオーダー車が出てました。これが軽い。パンテーラXどころの騒ぎじゃないです。パンテーラXは、フレームだけでもよーのすけでは軽々というわけには行きませんが、このフルオーダー車、ホイール付きで軽々持ち上がるんです。これなら畳まなくても車載できるよ、ワシ、みたいな感じですね。推定価格60万円なり、ですが。フルオーダーというのは、こういうことか、だ、そうです。

心惹かれたのは、これです。

2011-10-06 (Thu) 23:33:27 の画像

車いすの前にひっつけて引っ張ってもらう動力。会場で走っている人がいて、何じゃそれは、と、追いかけていって聞いたところ、オーエックス社の商品だとのこと。で、行きましたよ、オーエックスに。

これはまだ試作段階だとのこと。私のバヤイ、まず扱えるかどうかが問題だそうで。

本体8キロ、バッテリー8キロ。自分で車載できない重さではないけれど。本体が持ちにくいのが難しいかもね。でも、駐車場から先、かなり距離がある場合とか、目的地まで行って、そこで電動バッテリーで走っちゃうと帰りがもたない時などに、目的地では手動にして、バッテリー充電しておく、というのにはいいなあ。簡易電動を手動で使うのは、よーのすけのパワーでは無理なものですから、動力外付け機はありがたい。

それはさておき、クルマですよクルマ。けれどもこちらはやはり収穫なし。車いすを自分で積む、なんてことは全く考えていない模様。ネイルアートをきらきらにしたコンパニオンのおねえさんが、「されは担いで助手席に入れてください。」その爪でやってみやがれ。

唯一、収穫があったのが、日進自動車のつり上げアームです。取り付けも、本体の形も結構いろいろなパターンで出せるらしい。一番下のランクでも、ウチの電動つり上げられそうだし、こうなると、「クルマで行って、その先長距離電動」の要求はかなえられます。

今年は、幸いにして、というか、知り合いにばったり、ということがありませんでしたね。健常者2人にガードされていた上、自分で鏡見て「誰じゃ」と思うくらいかなり雰囲気が変わっていたからでしょうか。

もう少し細かいグッズものも見たかったけれど、見切れなくて残念。

2011-10-06 (Thu) by よーのすけ

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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]