ぼやっきいなよーのすけ

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2011 年 6 月投稿文

< Jun 2011 >

親切な人はいるもんです [日記]

とある複合ショッピング・オフィス施設にて。

90年代後半に建てられた、身障者用トイレが「みんなのトイレ」になり始めた頃の施設でした。デザイン的にはトイレデザインの中に、汎用トイレスペースが組み込まれていて、しゃれたデザインになっているのはかわいいんです。けど、しゃれすぎてて車いすで入れるスペースが1カ所しかなくなってまして。それで、その一カ所しかないトイレに駆け込んだところ、…塞がってる!

結構切羽詰まっていたよーのすけ、この時代の建物なら運がよけりゃ、と、一般トイレに入り、一番奥のスペースを覗いてみると、読みが当たって、手すりがありました。邪魔にならない位置に車いすを置いて、立ち上がろうとすると、「お手伝いしましょうか」と、パーティドレスを着た女性。立ち上がるところだけ手を貸してもらうことにしました。

用を済ませて鍵を開けると、外で車いすを動かす気配があり、いぶかしみつつドアを開けると、先ほどの女性が車いすの位置を元に戻していました。どうやら、車いすを一度隅にどけて、待っていてくれた様子。恐縮しつつも、とてもありがたかったです。

どうも、車いすを動かして待っていてくれた気配にも気づかないほど、よーのすけってば切羽詰まっていたらしい。

もちろん、彼女は時分が最後まで見届ける余裕と自信があったからこそ、手伝いを申し出てくれたんだとは思うんですが、それにしてもありがたかった。実は一人で使う自信があんまりなかったし。

手伝いは、申し出るのも受けるのも、双方ともに勇気がいることです。この女性は、よーのすけが返答に詰まったときに、待ってくれたので、「大丈夫」たと思えました(それ以上にせっぱ詰まっていたのが大きいけど)。「双方気持ちよく」。これがうまくできるようになるのが、自信を持って外に出られるようになる秘訣の一つかもしれません、

2011-06-10 (Fri) by よーのすけ

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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]