ぼやっきいなよーのすけ

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2010 年 12 月投稿文

< Dec 2010 >

トイレの電気がつかなかった日 [バリアフリー・アクセシビリティ]

付き添いを一人連れて美術館に行きました。

で、初っ端、最寄り地下鉄の構内トイレを初めて利用したんです。ドアは、赤と緑の大型ボタンによる開閉。

「じゃ、私も」という連れと入り口で別れ、内側の開閉ボタン付近を探すも、点灯スイッチが見あたりません。あれえ?ひょっとして、ドアを閉めると点くのか?と、閉めてみたらば真っ暗け。点く気配なし。

一般トイレに入った連れに助けを求めたけれども、そちらは出入り口が階段で中に入れなくて、声が届かず。

やむなく引き返して外から探すと、開閉ボタンから大分離れたところに点灯スイッチを見つけました。入り口におむつ換えシートを付けたんで、付けるところがなくなったな。

で、中に入ってドアを閉めようとしたところ、今度はドアが閉まらない。「ぐげ?」と思った次の瞬間、ドアは閉まったけれども、今度は施錠灯が点いてない。しまった、時間切れで閉まっちまった。これは、外からしか開かないか? とおそるおそる「開}を押したら開きました。それで、再度「閉」を押しても閉まらないんだな、これが。一度外に出て、「閉」を押して「開」を押して、中に入って、「閉」を押して、やっと施錠できました。ああ疲れた。

で、美術館のトイレ。いつもとは違う場所のトイレに行ったところ、こっちも今日は真っ暗で。

2人で壁をくまなく探したけれどもスイッチらしきものはない。天井のセンサーと思われるあたりに背伸びして手を振っても何も起きません。「ドアを閉めたら点くんじゃありません?」と閉めてみたけれども、わーん、暗いよ狭いよ怖いよ~。

ひとしきりジャンプしたり、手を振ってみるも、明るくならず、じゃあ受付に、と、その場を離れた連れ、心配そうに振り向いた顔が、あれ?という顔になり、破顔一転、駆け戻ってきて、外の壁に触れると電気が点きました。曰く、「おうちのトイレじゃないんだから。」そう、その位置にあったんです。

ずっと様子を眺めていた、小さな女の子の表情の不審そうだったこと。いい大人が2人、トイレの中で背伸びにジャンプ。ああ恥ずかしかった。

一般トイレでも、最近はいろんなのがあって、使い方がわからなくなるとは聞きますが。車いすマークトイレって、ほんとにその幅が大きいし、本当に不思議な仕様になってりもするからなあ。

2010-12-16 (Thu) by よーのすけ

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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]