ぼやっきいなよーのすけ

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2010 年 10 月投稿文

< Oct 2010 >

車いすテクニックセミナー [車いすや福祉機器]

こっぱ舎主催、パンテーラ社車いす提供による、車いすテクニックセミナーに参加しました。このセミナーの概要については、各自調べて頂くとして。

素直に車いすを漕げる素直な車いすユーザを冷やかしに行くだけのような気もしてましたが、目下事情があって、車いすを換えないとアカンかな、ということもあり、「ちゃんとセッティングしたパンテーラに3日間乗れる」という機会に、飛びついたのでした。パンテーラの乗り感については、コンテンツを改めて立てますので、請うご期待。

中身はほぼ予想通りでしたが、実際に参加すると非常に面白かったですねえ。食事介助を必要とする障害者も、聞き取り拒否されるほどの言語障害を持つ障害者も、ひとりもいなかったもんねえ。まあ、私も食事介助とトイレ介助は必要ないんですが、車いすテクニックを駆使して、出来ることを増やせるレベルの障害は、少なくともこの国では、このあたりが限界かな、ということですかね。水の入ったコップを片手で持って移動、というテクニック指導があったんですが、私はそもそも水入りコップ持っていられないもんねえ。論外だわ。「道具を使ってくれ」と言われてしまった私。それでも、こぼれないものを片手持って移動する必要はあるので、この手のテクニックは必要なんですけどね。アイスクリームとかさ。膝に載せたくないじゃない。

で、肝心基本のキャスター上げが出来るようになったかって? 20年来練習して出来ないもんが、そう簡単にできるわけないじゃないですか。けれども、乗せてもらったマシンの設定でなら、確かに楽ですわね。10秒程度なら維持できる。「そのOXでキャスター上がるんなら、パンテーラで上がるに決まってるじゃん」と言われてしまったよ。少なくとも、「絶対出来ない」という気はしないというのが、ずうずうしいというか何というか。たぶん、スタンダードとは違う勘のつかみ方があると思うんだよね。初めてキャスターが上がった時みたいに。

やっぱり、パンテーラのプロモーション的性格が強かったです。OXとパンテーラの比較検討がもう一つの目的だったのですが、パンテーラ万歳なのは当然だけれど、他社製品について、間違った、というか、それって何年前の、どんだけ安物の話だよ?みたいな情報をもとに説明されるとねえ。情報としては使い物にならない。せめて、パンテーラクラスの値段のマシンの話をしてくれ。ユーザーもOXで合わなくて乗り換えた方が多かったので、納得してましたが、話を聞くと、「それって、フレーム選びとシーティングの腕が悪かったんじゃね?」みたいな感じもちらほら。パンテーラの車いすでも。「この人のシーティングではダメだったけれど、この人にしてもらったらよくなった」という話も聞きました。それって、他社でも同じことがいえる可能性もあります。フレームの調整特性はありますけどね。まあ、業者の善し悪しも車いすの善し悪しの一つの要素ですから、そこでコケてる、ってことは、OXの質が落ちてる、ってことかもしれないですね。実際、わたしがOXで二の足を踏んでいるのは、信用できるスキルを持った業者がいないからだし。リハのエンジニアも、今ひとつ信用できないんだよな。しかも、費用が発生する相談しか出来ないし。

2010-10-19 (Tue) by よーのすけ

トヨタのメガウェブ [車いすや福祉機器]

前ぼやきの続き。

何でそれなりに本気でパンテーラへの乗り換えを検討し始めたかというと、クルマがですね、今年でもう12年になるのですわ。このサイトが10周年、開始時にはすでに今のクルマだったということを思い出せば、そりゃあそうですわな。車検のたびに「そろそろ…」と言われるのに、「だったら乗れるクルマを持ってこい」と言いつつ幾年月。クルマ選びのポイントが2つあって、一つはパワステの重さ、もう一つは車いすの積み降ろしなんですが、この車いすの積み降ろしってのを、クルマの方が構造上全く考えられていないんです。で、これは、車いすの構造の方を変えるしかないのかな、と。

HCRで、ホンダ→トヨタ→ニッシン→トヨタと、それぞれ「弊社よりはあちらの方にご相談を」とたらいに乗せて回された結論として、とりあえず、青海にあるトヨタ ユニバーサルデザイン ショウケースで試乗しておいで、ということになりました。これまた体よくたらいで押し出された気がしなくもございません。メーカーの最新技術を見せている展示会で出せない情報が、ほかで出せるわけがない。と、思いませんか。

とはいえ、ポルテの助手席側クレーンがいいんじゃない、という、ホンダの人の提案がありましたので、それを目的に行ってきました。それか、毎度おなじみラウムに取り付ける車いす引き込みクレーン。とりあえず、ラウムを試乗したけれど、トヨタ純正ハンドコントロールは、相変わらず「どんだけでかい人が乗るんだよ」と言いたくなる巨人サイズで、動かしはしたものの、怖くてコースには出られんかった。バネが強くて、アクセルが吹かせないんだもん。

積み降ろしクレーンも体験してきたけれど、

ラウム・・・ラウムに乗るのなら、今のところ、クレーンはいらない気がする。とはいえ、将来的にきつくなってきたら後付け出来るかと言えば、乗車定員が変更になるので、法律上後付けは無理。車高が旧型よりも高くなったり、細かい仕様変更があって、実際出来るかどうか、試そうとしたら、一般車両は故障中で、見せてもらえませんでした。ぶー。

ポルテ・・・助手席から乗り降りするのが面倒、というのはさておき、リモコン2つを同時に操作しながら、つり上げられた車いすま引き込みを直接手でコントロールする、ってどうよ?インストラクターのおじさんも、「あれ?、運転席のリモコンと、クレーンのリモコンと、車いす引き込みのコントロールと…」と、阿波踊り状態になってたし。

うーん、実用は難しいか…。いずれも時間がかかるんだよね。

いずれの人も、天井に積むの付ければ?で解決したがるんだけど、これだとうちの駐車場に入らない…。

片側スライドドアの技術はあるんだから、スライドドアの左右オプションを付けるとか、大昔のスバル360みたいに観音開きにするとかしたら、需要はあると思うんですが。

「ニッシン特装は、年間600の改造があるのに、うちのフレンドマチック舎は年間1台出るかどうかなんで、開発しても仕方がない」なんてぼやいてましたが、そうじゃなくて、改造のベースになるクルマをちゃんと作れば、最低600台は売れる。家で言えば、手すりの下地を予め入れておくような技術を開発すれば、需要はたくさんある、ということなんだけど、そこがどうもわかってないんだなあ。

ただ、「日産のリフトだけを、トヨタ車に付けるのはやったことがある。大変でもう二度とやりたくないけど」という話も聞きました。日産のリフトって、7,8年前に出たのは知っていて、その後HCRのたびに見に行っていたのですが、ついぞ見たことがなかったので、ぽしゃったかしらん、と思ってましたが、まだあったみたい。キューブドライビングヘルパー専用装備

現物を見られるところ、あるんだろうか?

これで使いやすかったら、ハンドル軽減の交渉とかしてもいいかな。けど、おおっぴらに宣伝していないところを鑑みるに、やっぱし「うーん」な代物なんだろうか。

2010-10-22 (Fri) by よーのすけ

オートでチャージが出来ないワタシ [バリアフリー・アクセシビリティ]

「140円しか残ってなくて…。切符変えないんですけど。」

介助者と2人分子ども切符を買おうとしたときのこと。

Suicaに140円しか残ってないと? こないだ吉祥寺に行く前は3000円近く残ってたぞ。売店でお買い物もしていない。いくら田舎もんだと言っても、片道1000円もかかってたまるか。

けれども、やっぱりど田舎もんだったらしく、片道1000円以上かかっていて、そこは納得いたしました。

けれども、よーのすけのSuicaは今やビューカードでオートチャージ設定です。電車しか使ってないのに、Suicaで改札通っているのに、なぜに残高がかくも半端な少額にに?

つらつら考えていて、思い当たったのは、車いすは自動改札を通れないので、有人改札でSuicaを通していたこと。自動改札にタッチしてから有人改札を抜けることもあるけれど、人の流れを横切らないといけないし、駅員さんに有人改札へと「ご案内」されるので、有人改札で処理してもらうことが多い。ユーザとしては、Suicaで自動で通っているのだけれども、JR的にはそうじゃなかったらしい。

そんなあ。車いすで、自販機使うのが嫌だから、オートチャージ設定したのに。車いすユーザはオートチャージ設定使えないってか。え?減ってきたらタッチしろ? それもなんかオートチャージの本質に反する気がする。

Pasoriでインターネット・チャージ出来るようにしていて本当に良かった。オートチャージしかないPasmoにしないで本当に良かった。私鉄沿線なのに。

2010-10-23 (Sat) by よーのすけ

電池切れのよーのすけ [日記]

「着いたら電話します。オフィスに寄らないで、まっすぐ取材に行きましょう」という電話を切ったとたんに、電池切れ。駐車場にクルマを入れて、車いすをよっこいしょと降ろしてオフィスまで相方を迎えに行く羽目に。

おぉ、シャッターチャンス、とシャッターを切ったら、一度切ったとたんに、電池切れでブラックアウト。

なんて使えない今日のよーのすけ。

今日は電動車いすが、充電し忘れたままおうちでお留守番。

ガソリン切れなくて良かったよ。

2010-10-25 (Mon) by よーのすけ

ケータイ換えタイ [パソコンとIT]

これまでほとんど機種変更をしてこなかったよーのすけですが、前回は、機種変更してすぐに変更したくなってました。日立のケータイだったんですが、いろいろ挙動が気に入らなくて。あまたある機種の中で、確実に蓋を開けられるのが、日立のものしかなかった、というのが理由なんですが、その他の部分が非常に使いにくい。充電コネクタなんて、自慢じゃないけど、健常者に頼んだって開かない作りになってるんだから。

というわけで、しょっちゅう売り場眺めてたのですが、以降、ホントに使えそうなケータイが出てこなかったですね。キーはそれなりに何とかなりそうな奴、どーにもならなさそうな奴…と、選択肢の幅?があるんですが、蓋が開かなきゃ電話の意味がないものね。松下が、auから撤退したため、片手オープンがなくなり、蓋開けについてはほぼ選択肢ゼロの状態。ま、よーのすけは松下とはなぜか相性が合わないことが多いので、同じことかもしれないけど。で、この夏、2年の年季が明けたので、探しているんですが、どいつもこいつも、なあ…。

どこで妥協するか、と思っていたところへ、現れたのが、この冬から春にかけてauが出すというスマートフォン。タッチパネルってどうよ?と思っていたのですが、新しもの好きの家人が、iPod Touchを持っており、遊んでみたところ、フリック入力は、ケータイでボタンを押すより楽そう。もちろん、パネルの感度で左右されますから、それはマシンを見ないとわからないですけどね。アプリを入れればいろいろとカスタマイズできそうだし、これにするか?と半ば決めていたところ…。

この秋は、よーのすけには当たり年らしく、東芝の新機種が、片手オープン機を出してきました。これは、東芝お得意の立体ボタンが付いているし、軽いしで、結構障害者向け仕様かもしれない。

メモを取ったり、コミュニケーションボード代わり(よーのすけの場合、文章で読んでも訳わからないような難しいことをしゃべる機会がある。とてもじゃないけど、言語障害付きで聞き取れ!とは申し訳なくて言えない。並の人ではサポートも出来ない)に、タブレット端末も欲しいとは思っていて、いい端末が出るのなら、ケータイと端末と二つ持つか、スマートフォン1コで済ますか思案のしどころ。もてる荷物には健常者以上の制約があるしね。

とはいえ、スマートフォンも、まだ現物が出てないし、タブレットと来た日にゃ、今後何が出るやらわからない状態なので、考えても無駄といえば無駄なんだけど。

2010-10-30 (Sat) by よーのすけ

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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]