2010 年 5 月投稿文
自分の通院途中に入院施設もあり救急もこなしている中規模病院があります。
自宅から近いので、かかりたいのは山々ながら、玄関には3段程度の階段、救急入り口には、屈強な救急隊員でなければ上げられそうにない急スロープがあり、行けてません。まあ、かくいう私のリハビリ先も、延々続く5センチの歩道と駐車場の坂に阻まれて、一人じゃいけないんですから、どっちらけではありますが。
先日、その病院の玄関先を通りかかったらば、車いすに乗った大ばあさんと、その娘とおぼしき小ばあさんが2人、3人で入ろうとしてました。で、あろうことか、小ばあさんが、大ばあさんに向かって、「ほら、立って! 階段上がって!」と叱咤激励しとる。おいおい、歩けないから車いす使ってるんでしょうが。せめて手くらい貸せや。(階段下が傾いていて、手を離すとずり落ちる。立ちやすい所に停めて、ブレーキをかけて、二人で前に回って抱えてあげればいいんだけど、頭に血が上っていたんだろうな)
「ヘルパー出動!」「ラジャー!」てなもんで、3段くらいだから、若いプロのガイドヘルパーと、小ばあさん2人で行けたけど。
よーのすけの感覚だと、こういうときは、一人が院内に入って助けを呼ぶ、ってのが常識なんだけど。手前で持ち上げるのが嫌だったら救急入り口開けるだろうし。
障害慣れしてないと、なかなか思いつかないのかな。全部自分でやらなきゃと思うのかな。
なんせ言語障害だから、聞き間違えられることは多い。だけど、これは大ヒット。相手は、健常者。
突然、某が言った。「アライグマが講演に来るんですって。すごいですね」
「えっ、アライグマが講演に来るの?!」と、聞き返すよーのすけ。そいつはすごい。だが、そんなアホな。いったいどうやって講演するのだ?
相手は冷静に切り返した。「いや、荒井注は、もう講演に来られないところにいると思いますが。まだこっちの世界にいらっしゃいましたっけ。」
ここで、双方、何かがおかしいと気づく。
相手:「あの、よーのすけさん、何て言いました。」
よーのすけ:「アライグマが講演に来る、と。あなたは?}
相手:「ダライ・ラマが講演に来る、と。」
素晴らしすぎる。
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