むだ毛処理の話

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 むだ毛、悩んでません?

 頭にもボディにも毛が少ない父と、頭にもボディにも剛毛がもじゃもじゃの母の間に生まれたよーのすけ、ボディは父に、頭は母に似ればよいものを、世の中うまくいきませんで。医療関係者を目指していた学生時代、「ベン・ケーシー」だの、「コルベン・ブラシ(試験管洗い)」だのというあだ名が付いていた母とそっくり同じ体質を受け継いでしまいました。

 カミソリやらワックス、除毛剤が普通に使える母は、「普通+アルファ」ぐらいにしか悩まなかったようですが、カミソリや除毛剤が、うまく扱えない障害者の場合、悩みは倍増いたします。左手のマヒが極端に大きいよーのすけの場合、右のワキの処理がどうしてもうまくいきません。T字カミソリで剃るのが、まあまあまともに剃れるのですが、右を剃るときに、どうしても1つ2つは流血してしまいます。電気シェーバーは手軽で安全ですが、毛が太くて密集しているせいか、あっという間に調子が悪くなるうえ、前夜に処理しても、翌日にはちくちく生えてくるという元気の良さ。切れ味が怪しくなったシェーバーで何度も剃るので、こすれて痛くなったりして…。右だけ母に剃ってもらうとか、夏場は苦労しております。

 そんな中、今年の新製品「ヴィート 除毛クリーム」を試してみたところ、これがなかなか使いやすかったです。

チューブと付属のスポンジ これは「シルクエキス配合」のクリームです。付属のスポンジに、クリームを取って、薄く塗りつけ、3分から6分おいてから、同じスポンジで毛をこそげ取ります。

 根本から取るというより、毛全体をぐずぐずにちぎるという感じです。クリームをすり込んではいけませんが、スポンジをくるくる回して、全体に馴染ませるといいようです。

左図が、ネットにチューブとスポンジを入れたところ。右図がネットのみ  「高温多湿を避けろ」と書いてあるので、風呂場に起きっぱなしというわけにはいきません。それに、スポンジは乾かしてあげないと不衛生です。とはいえ、手ぶらでも入るのが一苦労のお風呂ですから、一工夫が必要です。

 ということで、タマネギやタマゴを買うと付いてくるネットに入れて、ワイヤータイで手提げを付けました。「これに使うからネットが出たら取っておいて」と、母に頼んでおいたら、出たネットが、とっても長かったので、母が「これじゃあね」と思ったらしく、こんな形になって出て来ました。2重にして、底を絞り、同じワイヤータイで止めてあります。風呂場の手すりに、S字フックで掃除用具が掛けてあるので、持って入ったらそこに掛けておきます。使わないときは脱衣所のワイヤーネットにS字フックでつるしておけば、そのまま乾きます。。

 実はこの「ヴィート」の除毛剤は、もともと去年(2006)に出た除毛剤の新製品で、「ヴィートラゼラブレートレスキット」という泡フォーム状の除毛剤でした。「手で直接除毛剤を触るな。付属のヘラを使え。」となっていた、従来の除毛剤は、上肢不自由者が使うのには難しかったですが、これは、そのまま手で直接触れましたので、よーのすけ、飛びつきました。泡フォームを手で塗り、同様に3分−6分おいて、付属のゴムべらでフォームと毛をこそげ取る、というものです。

 カミソリよりも段違いに安全でしたし、従来の除毛クリームより扱いは楽です。ただ、

という使いにくさがあります。でも、すねとか、拾い部分を処理するのでしたら、こちらの泡フォームの方がお勧めです。

 スーパー等のドラッグで、1200円くらい。

 よーのすけの場合、毛が太いので、うたい文句のようにすべすべにはなりませんが、「これくらいならノースリーブ着ても許されるかな。」程度にはなります。「ホルターネック着て、デートに行け。」と言われると、「ちょっと待て。」ですけど。近年、半袖の袖丈が申し訳程度にしかなくなってきてしまいましたので、袖口からワキがモロ見えになりますから、全く処理しない、というわけにはいきませんよね。除毛剤は、カミソリ除毛よりも奥まで毛が溶かされますし、先が細くなるので、あまりちくちくせず、ちょっとは長持ちします。

 ヘルパー事業者によっては、カミソリ使用を嫌がりますので、そんなときに、利用してみてはいかがでしょうか。

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車椅子で彷徨えば扉
Yoonosuke Hazuki[Mail_ocean@mbc.nifty.com]