サンプルよーのすけ

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 よーのすけの母子手帳

 1960年代後半ごろの母子手帳。
 よーのすけの母は、記録を付ける習慣がなかったので、はっきりいって経過はよくわかりません(笑)
 リハビリの常識も全く変わっています。したがって、Upしても、今となっては、あまり参考にはならないかな?今では、ちょっと怪しい、とにらんだら、超早期に訓練開始しますから。あかちゃんの運動機能が未分化で未完成のうちに特訓します。使っていない脳に活を入れると、損傷を受けた部分の代わりができる、と言われています。
 「今、その程度の脳性マヒっていないんですよねェ...あと、3、4年遅く生まれていれば、よーのすけちゃん、歩けてますよ」とは、養護学校に5年生で編入しようとしたときに、言われた言葉。ンなこと言われてもなあ...おい。

青色の字は、相変わらずよーのすけのコメント。




【   出産時の児の状態 (産婦人科医による記載)   】
丸囲みを表しています。
生産 ・ 仮死産(仮死→蘇生・死亡) 死産
一応生きて生まれたことにはなっているらしい。
息はしていなかったと聞いたが。
性・数別 
計測値体重 3000 g ・ 身長 50 cm 胸囲 頭囲
特別な所見
その他
所見:
処置(蘇生術保育器酸素吸入・交換輸血・その他)

日令体重ほ乳力黄疸
102880弱・普通弱・普通・強
153040弱・普通弱・普通・強
263250弱・普通弱・普通・強

授乳開始母乳直接・ほ乳瓶・経管栄養など
経管栄養してて、「ほ乳力普通」はないよネ。
栄養方法混合
特別所見所見
吐乳・痙攣・弛緩・蒼白・チアノーゼ.....18日間保育器内


【   乳児検診時のメモ欄 (母による記載)   】
15ヶ月検診発育不良・異常なし
しかし、このとき、脳性マヒ特有の表情である「ライオンフェイス」が見えるような気がする、と指摘した医師もいた、との話。大学病院で検診を受けてます
2歳股関節脱臼なし・甲状腺機能・その他の機能検査で通常値。脳性マヒ! 3歳まで強制的(←矯正的?)訓練はしないほうがよい。3歳頃には歩く?
病院たらい回しの挙げ句、子ども専門の大病院で、ようやく「脳性マヒ」に決まり。
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う〜〜〜ん。リハビリ指導者たちの深き嘆息

理学療法士のS氏

よーのすけが、3歳で初めて通所でリハビリを始めた時に担当し、よーのすけの引っ越しとともに別れた。ところが引っ越し先から帰ってきて訓練会に参加したら、また、その訓練会担当になっていた、かわいそうな理学療法士氏。

「これもできる…、こっちも動くのね。これだけ機能がそろってて、何で歩けないんだろう。。。普通、アテトーゼって、下肢の方が、上肢よりもいいはずなんだけどなあ。上肢がここまで安定しているのに。珍しいのよ、歩けない方が。うーん、どうして歩けないの?」

言語療法士のA氏

このどもり、何とかならないもんですかね、と、相談されて、いくつかテストした後で。

「これだけマヒがあって、これだけしゃべれるっていうのは…。あなた、技術でめいっぱいカバー出来ちゃってるんですよ。後はマヒのせいですよ。これ以上なんとかってねえ…。うーん。」

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車椅子で彷徨えば扉